カリント日記

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2012年3月1日(木) どんなメンバーでも

年度の終わりの3月が始まった。

4月から始まる新年度に向けての準備や、卒業式などでなにかと忙しい月だ。

先日、役員と役員選出委員との会議があり、遅れて出席した私のいない間に、次年度の役員候補を決めたらしい。

「○○(私)さんのいてない間に、役員候補を決めたけど、見る?」
そう言いながら選出委員の一人が私に名簿を見せようとすると、別の誰かが「いや、内緒にしてて後で驚かそ」などと言い出す。

確かに同じ協議会の役員を務めるメンバーがいったい誰なのか気にはなるが、内緒にされているのもまた一興だなとも思った。

来年度は私も協議会会長としての新しい役目が待っている。

どんなメンバーだろうと私ならうまくできる。
そう自分に言い聞かせて、そのときを待つことにしようと思う。

2012年3月2日(金) 

久しぶりにしっかりとした「雨」が降った。
少々の雨なら傘を差さない私もさすがに今日ばかりは一日傘の世話にならざるを得なかった。

私の傘は決まっていない。
以前は自分で選んで買った、お気に入りの傘があったのだが、自宅前においてあったのを盗まれてしまい、それからは嫁さんが安い傘を買ってくるようになった。

自宅に何本もある、思い入れも何も無い傘の中から、適当に差しやすそうなものを選んで、家を出る。

傘を差しているときは気にならないが、持って歩いているときは「もう少しこんな傘ならいいなあ」と思うことがある。

来週あたり、一度傘を見に行ってくるか。

2012年3月3日(土) 生活指導の先生

高校の合格者説明会に初めて出席した。
我が家の長男長女が入学する時には嫁さんが出席しており、今日の説明会でも女性の人が圧倒的に多かった。

合格者である生徒とその保護者に向けての説明会であるが、今日の私の仕事はその説明を聞くことではなく、保護者に向かって後援会の説明をすることだった。

体育館の隅っこにおかれたパイプ椅子に座って、いつものように話す内容を頭の中でまとめながら、順番が来るのを待っていた。

各担当の教諭が、代わる代わる保護者の前にたち、いろいろと説明をする。

その中でも印象的だったのが、生活指導の教諭の話だった。

「学校生活を送る上でいくつか注意したい点がありますので、生徒の皆さんと保護者の皆さんにはご理解いただきたいと思います」

一緒にPTAの本部で活動していた教諭で「まじめ」のお手本のような人だ。

役員たちにアドバイスをするときも、言葉選びが慎重で、腰もとても低いため、聞いているほうもすんなり受け入れられる。
かといってやわらかいばかりではなく、校長や教頭にでも「こうするべきだ」という意見をしっかり言える人だ。

だから役員や後援会メンバーからの信頼も厚い。

「まず、朝の登校時間。配布プリントに記載しておりますので皆様も既にご存知かとは思いますが、朝8時30分開始です。開始と言うことはそれまでに着席しておくと言うことです。ですから、その時間に間に合うように登校してください」

当たり前のことだが、気が緩むと時間もルーズになる。

「生徒がその時間に間に合うように、ご家庭でも指導をお願いします。もし、遅刻を5回したなら、生徒はもちろん保護者の方にも反省文も書いてもらいます」

「保護者も反省文を提出」と聞いて会場がざわめく。

さらに話は続き、服装に関する注意となった。
今日の生徒たちは各中学校の制服を着用している。
そして毅然とした態度でかなり強い口調で言い放った。

「本日登校されている生徒さんの制服を拝見しておりましたが、残念ながらスカートが短すぎるなどの違反が見受けられます。私は、保護者がなぜそれを認めているか、それが理解できない」

保護者を目の前にしてその保護者に「きっちり注意しろ」と言っているようなもので、会長を長年やっている私も、そこまで言ったことはない。

思わず小さく拍手してしまった。

この学校の生徒の評判は上々で、問題行動を起こすこともなく、他校からも「どうやって指導しているのか」と質問を受けることもあるらしい。

それはきっとこんな教諭がいるからなのだろう。

2012年3月4日(日) 救急救命士

救急救命士の講習会に参加した。

心臓マッサージやAEDを使用できるようにするための講習会だ。
地元の消防団の方たちが来てくださって指導してくださる。

ビデオを見て初期対応の大切さやAEDの役割を理解した後、実際に人形を使って実技訓練を行う。

5〜6人程度のグループに別れ、そのグループごとに指導者の消防士が付いてくれる。

けれどこの、人形を相手に実技をする、というのが少々恥ずかしくて、最初はハードルの高いものだ。

人が倒れている場合、まずは意識の有無を確認する。
そのために大きな声で「大丈夫ですかあ!」と尋ねる必要がある。
反応がない場合は、気道を確保し、呼吸の有無を確かめる。
呼吸が停止している場合は、人工呼吸と心臓マッサージを行う。

この一連の流れを人形相手にやるのだ。

まずは消防士が手本を見せる。

「大丈夫ですかあ!」

横たわる人形の耳元で叫ぶ。
救急救命士の講習会でなければ、別の意味で救急車を呼ばれかねない。

人形の口に感染予防のためのシートをかぶせて人工呼吸をし、人形の中にうまく空気が入ると、人形の胸が膨らむ。
それを確認したら今度は心臓マッサージを行う。
真上から5センチほど人形の胸が沈むように体重をかけて押す。
うまく押せれば人形の胸がカコンと音を立てる。

そして次はわれわれがやる。
一人ずつ今と同じことをやるのだが、さすがに恥ずかしいようで、とても事務的にやっている。

そこで私はリアルにやってみることにした。

みんなは横たわっている人形のすぐ横に座った状態から「大丈夫ですか!」と声をかけるのだが、私は少し離れた場所から、あたかも倒れた人を発見したかのように振舞った。

「え?あれ?もしもし」と恐る恐る近づき「だ、大丈夫ですかああ!」「ちょ、ちょっともしもし!」など、リアルな小芝居をする。

もちろん、周りの人は笑う。

けれどこれぐらいやっておけば、みんなの恥ずかしいと思う気持ちも小さくなるはずだ。

しかも、私はうまかった。
みんなはなかなか人工呼吸をやっても人形の胸が膨らまないのに、私は最初からうまくできたし、心臓マッサージだってテンポよく続けることができた。

担当の消防士も笑いながら「それぐらいリアルにやってもらえれば、その人形も生き返るかもしれません」という。

3時間と言う長い講習会ではあったが、みんな楽しそうにやり遂げ、最後は認定書を頂戴した。

単位の子ども会でも開催できないだろうか。

2012年3月5日(月) 今年の班長は・・・。

子ども会の班長さんの引継ぎがあり、私もそこに参加した。
厳密に言えば、小学校PTAの登校班長さんなのだが、子ども会の仕事も兼任していただいており、引継ぎ内容は圧倒的に子ども会に関することのほうが多い。

引継ぎではあるが私は継続して会長を続けるので私の引継ぎはなく、私の仕事と言えば、挨拶ぐらいなもので、女性ばかり20人ほどいるその空間はあまり居心地のいいものではない。

それでも学校のことや子ども会のことについて質問が出れば、私以上に的確に応えることのできる人はいないので、挨拶が終わってもその場に残ることにした。

案の定、小学校のPTA組織についての質問が出たり、子ども会の組織についての質問が出たりした。

中には校区子ども会の説明を聞いて「うわあ。面倒やなあ。それつぶすことできないんですか?」と聞く人もいた。
「この校区子ども会の校区長は下のお子さんが社会人ですし、私だって子ども会に自分の子どもがいてませんから、何より辞めたいわれわれです。辞めていいんなら喜んで辞めますよ。でも、つぶすのは簡単ですけど、一度なくしたら二度とできないですよ」と答えたが他の人なら「つぶせないか」の質問に「ほんまよねえ」と賛同したかもしれない。

一応滞りなく引き継ぎは終わったようだが、これからまだまだ私が指導していかなければならないことは山のようにあるはずだ。

2012年3月6日(火) 誕生日を嫌がる人

誕生日と言うやつは年に一回必ず誰にでも訪れるもので、子どものころは何も苦労せずにプレゼントをもらえる特別な日であり、それはそれは待ち遠しく、両手を広げて待っていたものだが、大人になると、特に女性には「年を取る」という理由から、一変して歓迎されなくなる。

年を取ると言うのは「老い」を連想させ、「50歳」だとか「40歳」だとかその年齢ごとに多くの人が想像する負のイメージが付いて回るから敬遠されるのだろうけれど、考えてみれば実際の年齢と老いは関係ない。

私の周りにも元気なお年よりはたくさんいて、「年寄り扱いするな」と口癖のようにいう年金生活の男性は確かに「老人」と言う言葉が似合わないほどに元気であり、勢いがある。

「もう50になったから」と言う気持ちは実は自分自身だけのものであって、他人は別段「あの人はもう50だから」なんて思いはしないと思う。

実年齢については、他人以上に自分が気にしているものであって、他人は年齢を知ってその人を判断しているわけではなく、気持ちや体、行動力や積極性、そういうものを見てその人を「若々しい」とか「年寄りくさい」と言うのだと思う。

それに昨日まで42歳だった人が今日43歳になったからと言っていきなり見た目が一年分変化するわけではない。
むしろ、見た目は変わらないのに年齢が増えたわけだから、年より若く見えるんじゃないだろうか。

「え?43歳なの?42歳のときと変わらないじゃない!」

2012年3月7日(水) 意外といえば意外か

本年度最後のPTA協議会の会議が開催された。
その中に「次期会長の内諾」というのがあった。

昨年の年末に「次期会長」の話があってから既に3ヶ月が経過しているが、ようやく今日それが会長会のメンバーに通達された。

意外な人選に露骨に驚く人も少なくない。
が、もちろん特に反対意見もなく、そのまま内諾された。

新会長から一言、と言われて挨拶もしたが、別に緊張していたわけでもないのに、大した挨拶もできなかった。

会議が終わって、仲のいい会長たちと少し飲みに行った。

「いやあ。副会長がみんな忙しいというので、消去法で私が選ばれました」
自分からそう切り出すと、みんなは「ああそういうことだったんですか」と妙に納得した顔になる。

そこで何かに気づいたように「あ、いや、でも、○○(私)さんなら適任だと思いますよ」とフォローする。

なんだか、初めてPTA会長を引き受けたときのようだ。
「こいつで大丈夫なのか?」
そんな声が聞こえてきそうだ。

私なら大丈夫なのに。

2012年3月8日(木) 補導ネットワーク

「青少年補導ネットワーク」の講習会に参加してきた。
参加メンバーを見てみると、私よりも年上の男性が大半である。

おそらく各自治会の指導委員や、防犯の関係者だろうか。

青少年補導ネットワークと言うのは最近できた「仕組み」のようで、青少年指導委員など各地域で子どもたちの育成に携わっている人たちを中心にして、子どもたちの非行防止の活動を行うものらしい。

同じような組織は以前からあって、また新しいものができただけ、という気がしなくもないが、今度は多少目的がはっきりしているように思う。

ターゲットとなるのは中学生のみ。
それも、一度にあっちこっちでやるのではなく、「今回はこの地区を重点的に」というように、特定の地区にある程度の人数をかけて非行防止のための声掛け活動などを行うらしい。

そして今日の講習会では、その具体的な声掛けの方法などを教えてくれた。

「命令口調にならないこと」「タバコなどを取り上げたりしないこと」「自ら補導するような行為はしないこと」など、今までになく、わかりやすい内容となっており、ユニフォームを着ていっせいに行動するので、活動もしやすいと感じた。

とはいえ、うちの嫁さんが青少年指導員であるからと言って、この活動に参加するとなれば、私も一緒に行かずにはおれない。

こういう講習会は定期的に開催し、すぐに実際の活動を行い、そしてその成果と反省を報告する機会を設けてほしいと思う。

そうでなければ、このネットワークも、いずれまた、形骸化してしまったいくつもある非行防止活動組織の一つになってしまう。

2012年3月9日(金) e-TAX

確定申告をe-TAXで行うために、先日カードリーダを購入した。

e-TAXが普及しない一つの理由がこのカードリーダを購入しなければならない、と言うところにあると言う話も聞いたことがある。

確かに、コンピュータを生業としている私でも「面倒だ」と思うのだから、パソコンを使って文字や数字の入力ができる程度と言う人にとっては、手が出しづらいものかもしれない。

けれど実際には大した作業も必要ではなく、購入したリーダをUSBで接続するだけ。

最近のパソコンなら必要なドライバも自動でインストールされるはず。
購入したものを箱から出せば、10分程度で使用できる状態になる。

それよりも面倒なのは、実は住民基本台帳カードの取得だった。

市役所で入手できるのだが、何が面倒って、本人でなければ交付されないため、わざわざ市役所の開いている時間帯に窓口まで行かなければならないことだ。

窓口で渡された用紙に必要事項を記入すると「身分を証明するものを出してください」というので免許証を提示したら、「もう一つ健康保険証のようなものはありませんか?」という。

どうやら二種類の身分証明が必要らしい。
健康保険証は普段から持ち歩くものなのだろうか、少なくとも私は持ち歩かない。
困っていると「クレジットカードでもいいですよ」という。

クレジットカードが本人確認の証になるとは思っていもいなかったが、それで済むのであれば幸いだ。
財布の中で窮屈そうにしているクレジットカードを提示して事なきを得た。

「20分ほどお待ちください」と言われたので、窓口近くのソファーで座って待っているとやがて名前が呼ばれ、「こちらへどうぞ」と案内された。

そこはフロアの一部をパーティションで区切った一畳ほどの狭い部屋。

中に入ると正面にカウンターがあって、その向こうに係りの人が座っている。
対面する場所に私が座ると、私の左横にはパソコンがある。
どうやらこのパソコンでカードの暗証番号などを登録するようだ。

いろいろと説明を受け、言われるがままに暗証番号やパスワードを登録した。

手続きに15分ほどかかり、ようやくカードが交付された。

e-TAXが普及しない理由がまた一つわかった。

2012年3月10日(土) 教頭の顔文字

昨日のこと。
知り合いの会長からメールが届く。

「○○小学校って近くに車を止めるところがありますか?」

その小学校は私がPTA会長を務める小学校のことだ。
車で学校へ行きたいらしい。

しかし、あいにく学校周辺に車を止められれそうなところはないく、唯一あるのは正門前にある小学校の駐車場だけだが、正当な理由がないとそこへは車を止められないので、その会長に理由を聞いてみた。

「○○先生が以前、教育実習で教えていた生徒が今年卒業するので、お祝いのメッセージをいただきたい」という。

それなら正当な理由だ。

「じゃあ、僕から教頭先生に連絡して車を止めさせてもらえるようお願いする」と伝え、教頭先生にメールするとご機嫌なメールが返ってきた。

「了解! (^o^)/」

後刻、無事に学校の駐車場を使えた、とその会長からお礼のメールが届いた。

2012年3月11日(日) 結果の映像でも

震災から一年が経過した。
テレビでも一年前を振り返って特集が組まれている。

同じ震災でも阪神淡路大震災のときと違うのは、その映像だ。

阪神淡路大震災のときの映像は、その惨禍を映し出すものが多く、倒壊した陸橋や傾いたビルなどが多く映し出されていた。
それは地震によって破壊しつくされた後の姿だ。

阪神淡路大震災のときは自身の力によって一瞬にして建物は破壊されたし、今ほどデジタル機器が普及していなかったこともあって、その破壊されていく過程を記録に残しているものは非常に少なく、また、早朝の出来事でもあったので、それを目の当たりにした人も少なかったのではないかと思う。

けれども東日本大震災の映像は違う。
今まさに、町が津波によって破壊されていくという光景がまざまざと記録されている。

昼間の出来事であったし、デジタル機器も普及しており、地震発生から時間を置いてやってきた津波の姿を、多くの人が記録に残していた。
また、おそらくテレビでは放映されない映像、あるいは記録には残っていなくても、その光景を目の当たりにした人も多いと思う。

自分の住んでいる町が破壊されていく様を、そして知り合いの人が水に飲み込まれていく様を、見せられることはこの上なく残酷なことだ。

忘れないことは大切だ。
けれど、過程ではなく結果の映像だけでも、それは伝えられるはずだと思う。

2012年3月12日(月) 組織の地位向上

先月の2月は中止となり、その前の1月は新年会だったので、12月以来の3ヶ月ぶりとなる自治会の定例会議。

特に大きな行事もないこの時期に話をするのは総会に向けての話。
ほとんどが資料作成なので、資料を作成する人は大変だが、それでも炎天下でテントをくみ上げる必要もなく、お母さんたちに頭を下げてお手伝いをお願いする必要もないので、比較的楽な時期である。

各部で決算の報告をするように、と会長から話があり、早い時間に会議は終了した。

いつものように机を片付けていると自治会長がやってきて話をする。

「小学校のPTA会長も終わりやな」
「ええ、そうですね」
「中学校はやらんのか?」
「ええ。今度は市Pのほうで」
「ああ、子ども会か」
「あ、いや、市のPTA協議会です」
「ああ、市子連やな」
「ち、違いますって」

この自治会長、以前から子ども会とPTAを混同している。
私を自分の知人に紹介するときも「○○小学校の子ども会会長」などと訳のわからぬ役職で紹介したことがある。

でもこの自治会長だけが特別なのではなく、その区別ができていない人は多い。

PTAや子ども会などの、それぞれの組織がどのような役割を持ってどのような活動をしているのか、それを伝えていくことがきっとそれぞれの組織の地位の向上につながるのだと思う。

2012年3月13日(火) 去年の自分に感謝

初めてのe-TAXによる確定申告も無事に終了した。

確定申告は何度か実施しているが、やはり気を使う。

というのも「あれ?ここはどうだったか?」と思うような項目が毎年、必ずといっていいほど出てくるからだ。

そのたびに画面をハードコピーし、それにコメントを追加して、来年のための資料にしており、その資料に助けられることも多いのだが、それでもいつも何かが抜けている。

毎年確実に忘れてしまうのが「住宅取得控除」の証明書。
ローンの残高がいくらある、と言うことを証明するもので、それによって税金が控除される。

年末に銀行から送られてくるか、送られてこない場合は取りにいかなければならないのだが、私はこれをよく忘れてしまうのだ。

「住宅のローン残高の証明がない!」とあわてていると、嫁さんが「ここにあるよ」と引き出しから取り出す。
それを見ると、ドラえもんに道具を取り出してもらうときの、のび太の気持ちがよくわかり、思わず「ありがとう、ドラえもん!」と嫁さんに抱きつきたくなる。

そんな嫁さんに助けられて無事に終わった確定申告。
来年の私は今年の私に感謝するのか。

2012年3月14日(水) 売り上げよりも

朝から行ったコンピュータのシステムのテストは昼前には無事に終了し、その日の作業はそれでほぼ終わり。

本来なら2月から開始予定だった作業はお客さんの都合により開始が遅れていたが、本番時期は最初から決まっており、結局は私の作業がタイトになっただけだった。

そのため少し緊張した日々が続き、今日のテストを向かえた。

それだけに今日のテストが予定通り無事に終わったことはとても気分がいい。

正直、売り上げ金額を考えると割の合わない作業ではあったが、無事に作業が完了した今は、そんなことはあまり気にしない。

そのまま酒を飲んで帰りたい気分であったが、報告やら後片付けやら、いろいろと事務作業があったので、最寄り駅近くの中華料理屋でワンコインの定食を食べて、再び仕事に戻った。

少々売り上げが悪くても、心と体にいい仕事を続けたい。

2012年3月15日(木) 苦労を惜しまない若者に

昨日は中学校の卒業式であり、知り合いの子どもが多く卒業するので、私も出席したかったのだが、仕事の都合でどうしても出席できなかった。

仕方がないので、式が終わるころお祝いのメールを送ることにした。

そしてそのメールへの返事のにはどれにも「とても感動的な卒業式だった」とある。

いつもは態度の悪い生徒のおかげで感動が台無しになることも多い中学校の卒業式であるが、その返事には「やんちゃな男の子も泣いていた」「子どもは帰宅してからも感動が覚めない様子」と書いてあり、今年はいつもと違っていたのかもしれない。

卒業した子どもたちはそれぞれ決めた進路に進むことだろう。

常夏の国に住む人は春が来る喜びを知らない。
飽食の国に住む人は一食の有難さを知らない。
苦労を知らない人は幸せを感じることがない。

ぜひ、苦労を惜しまない若者になってほしい。

2012年3月16日(金) 誕生日とビスケット

先日の誕生日。

仕事先の若い女性が、私に「誕生日おめでとうございます」と言いながら、ビスケットを一枚くれた。

たかだかビスケット一枚のことだが、私の誕生日を覚えていてくれたのが何よりうれしい。

内容はどうであれ、若い女性から誕生日におめでとうの言葉とプレゼントをいただくなんて、20年ぶりぐらいのことだろうか。

嫁さんや娘はもちろんプレゼントをくれるし、嫁さんの友達の女性から「おめでとう」と酒をいただいたりすることもあるが、そこはそれ、やはりなんというか、いかんせん「おばさんから焼酎」である。

あ、いや、そんな失礼なことを言ってはバチが当たる。

が、しかし、「若い女性からビスケット」とは「つきとっすっぽん」と言うか、「人魚と半漁人」というか、やはり新鮮なうれしさがある。

で、肝心のビスケットは「へー。嬉しそうやんか」などと冷やかす嫁さんや娘に8割がた食べられてしまい、私はほんの一口を嫁さんからプレゼントされた大好きなウイスキーといっしょにいただいた。

2012年3月17日(土) 予算不足

毎年、この時期の校区の子ども会会議では各単位の新旧役員が参加して、新年度の行事内容の確認を行う。
今夜も同じように行事予定を説明した。

ほとんどの年間行事に変更はないのだが、新年度は予算が厳しいため、あまり金のかかる行事はできない。

にもかかわらず、校区長は「一年生歓迎のバス旅行をしましょう」と言い出した。

おととし、バス旅行を催行したときは校区子ども会が10万円を補助し、それでも各個人で1,500円の負担となり、子ども会の行事としてはかなりの高額出費となる行事だった。

ところが今年は10万円の補助なんてとてもじゃないけれど出せないので、各個人の負担が大きくなる。

各個人にそれほどの負担もさせられないので、各単位子ども会である程度は負担する。

そうなると今度は各単位子ども会の予算が圧迫される。

今の財政で、バス旅行は賛成できない。

何か他のよいイベントがないだろうか。

2012年3月18日(日) 賛辞よりも響く言葉

先日の小学校の卒業式は意外と涙を流すこともなく終盤を迎えた。
泣いている子がほとんどいなかった所為もある。

終盤になって、生徒がお世話になった方々に呼びかける。

給食のおばさん、用務員のおじさん。
保健の先生、家庭科の先生。
そしてお父さん、お母さん。

たぶんここまでは担任の先生と一緒に練習したところだろう。

その後にあったのが、担任の先生へのお礼。

それまでは正面を向いていた子どもたちが、担任の先生のほうを向き「○○先生!」と呼びかけた。

とたん、それまで厳しい顔をして涙をこらえていた男の先生は上を向き、深く呼吸をした。
再び、前を向いたとき、その目にはたくさんの涙があふれ、泣くのをこらえて口も震えていた。

それを見た瞬間、私も突如として涙が溢れ出した。
先生の心情を察すると涙が止まらなかった。

子どもたちもいっせいに涙声になりながら、お礼を言う。

先生にとってはいかなる賛辞よりも、心に響いた言葉だろう。

私もいつしか子どもたちと一緒にありがとうの言葉をつぶやいていた。

2012年3月19日(月) 新中学校

先日開催された、新中学校の見学会に次女と参加した。

これからのモデル校として新しく作られた学校は、今までの中学校と一線を画すものとなっていた。

真新しい校舎の外壁は無機質な灰色のコンクリートではなく、ベージュを基調とし、レンガ風タイルがアクセントとしてあしらわれている、
また、屋根も瓦風のデザインとなっており、全体として暖かさを感じる。

そうかと思えば、太陽光や風力による発電装置、雨水を調蔵するタンク、自然換気のためのベンチレーターとして自動開閉式の窓も取り付けられるなど、環境にも配慮したつくりとなっている。

開放感のある大きな窓、吹き抜けのあるエントランス、エントランスを取り囲む回廊、子どもたちの交流の場となるウッドテラス、すべてのフロアに明るい日差しが差し込む。

清潔感のあるドライ式のトイレ、照明や水道はセンサー式、ガラス張りで中の様子がよく見える近代的な給食室など。

その設備のありとあらゆるものが、他の中学校よりも群を抜いてすばらしいものになっている。

器がよければ生徒がよくなるというものでもないが、子どもたちが通いたくなる学校であることには違いないだろう。

少なくとも我が家の次女は入学が楽しみで仕方がない様子だ。

2012年3月20日(火) 会長の引継ぎ

先日、新しい小学校の会長に、引継ぎをした。

会長経験者なら引継ぎがなくても不安はないのだが、私と同じように、PTAに携わったことのない男性がいきなりPTA会長をやることになった場合、右も左もわからなくてとても不安なものだ。

新しい会長さんも何度か学校行事でお会いしたことはあったが、PTA会長の仕事はほとんどご存知ない。

そこで、各組織や活動の内容、一年間の行事、会長の仕事などをまとめて説明資料を作成し、説明することにした。

資料はPowerPointで作成したが、ほとんど文字だけにもかかわらず、十数ページにもなった。

聞くのも大変だと思ったので、とりあえずは、「何があるのか」「何をするのか」や、そのボリューム感を感じていただくことにした。

新会長は、実行委員会でさえ出席していないので、どんな風に開催されるのかもわからない状況だし、いきなり実行委員の仕事の内容を言われても、理解するのはとても難しいとは思うが、逆にそういう知識のないまま、実行委員会に出席しても、頭の上を知らない言葉が飛び交うだけで、なかなか理解できないものだ。

今回の資料は理解するためのものではなく、キーワードが出てきたときに読み返すための資料になるよう心がけた。
資料だけでもわからないし、現場だけでもわからないが、現場で体験してから資料を読み直すと、「なるほど」と思えるはずだ。

不安が多いとは思うが、PTA会長は頼りにされる存在だ。
うそでも「大丈夫」と言える気持ちを持ってほしい。

2012年3月21日(水) 子ども会のお泊り会

先日、子ども会の6年生だけで「お泊り会」を実施した。

以前から、子どもたちに「何がしたいか」と聞いていたところ「自治会館に泊まりたい」と言う意見が多かったのだが、子どもが集まると騒ぎ出して近所に迷惑もかかるだろうし、保護者も大変だと思っていたので、なかなか実現できずにいた。

しかし、卒業式も終えたこの時期、6年生だけなら何とかなるだろうと思って、実施することにした。

当日は、夕食を済ませて7時に自治会館に集合。
今日の予定などしばらく話をし、翌朝のご飯をみんなで買出しに出かけ、8時ごろからスーパー銭湯へ。

付き添いは私と嫁さん。

子どもたちも1年生のころからよく知っているメンバーなので言うことをよく聞くし、手間もかからない。

一緒に風呂に入り、サウナにも入る。

広い浴室が楽しいようで、一箇所にとどまることなく、みんなであちらこちらをうろうろしている。

風呂を出てからロビーでアイス食べ、ジュースを飲む。

10時前に自治会館に戻り、自由な時間を過ごす。

そうなるとすぐにテレビゲームをやり始めたが、しばらくして誰からともなく「トランプしよ」と言い出した。

やっぱりこれだけの人数がいて、さすがにゲームをしているのはもったいないときが付いたのだろう。

夜遅く、こちらが「いい加減に寝なさい」と言うまでずっとトランプをしていた。

朝、布団をたたませ、朝食を取る。

仕事のある私は一足先に帰宅したが、子どもたちは夕方までずっとトランプをしていたらしい。

むやみにゲームを禁止しなくても、子どもたちはみんなと遊ぶことのほうが、ゲームより楽しいことを知っている。

また来年、新しい6年生と楽しい夜を過ごしたい。

2012年3月22日(木) 閉校式

市内にある中学校で閉校式が執り行われた。
少子化に伴う生徒数減少のため、来年度から近隣の中学校と統合されることになり、この中学校は今年度限りで廃校となったのだ。

いつもの体育館。
来賓席に案内され、使い古したパイプ椅子に腰掛けて舞台を見る。

市長や教育委員会の人たちが舞台に上がって挨拶をする。
子どもたちの大半が、その舞台に上がる来賓の顔を知らないだろう。

司会者による「礼!」という号令は、頭を下げるタイミングも知らない子どもたちのために発せられる。

滞りなく式は進行され、校旗が市に返還されると、閉式の挨拶。

以上で、一部が終わって来賓が退場する。

ほとんどの来賓が退場する中、まだ時間のある私は二部の子どもたちによる合唱を見届けることにした。

一年生の合唱は声がとても小さい。
どうやら気持ちをこめて歌う気はなさそうだ。

それもそのはず、今いる子供たちは、4月から新しい中学校へ通う。
高々一年ほど通っただけの、この学校への思い入れがそれほどあるわけでもないだろう。
二年生にしても大差はない。
一年生に比べればまだ声は大きいが、別段、感動はない。

それよりも参列している保護者や地域の自治会長のほうにこそ、惜別の思いがあるように思われる。
自分たちの母校であり、卒業してからも何度となく足を運んだ学校だ。
今の子どもたちよりも思い入れは深いのではないか。



閉校式がすべて終わり、体育館を出て、長い廊下を歩く。

「私らの子どもの卒業式の時には窓ガラスがなかった」という自治会長さんの言葉を思い出しながら、窓を見て歩く。

「お疲れさん」

自然とそんな言葉が口をついて出た。

2012年3月23日(金) 写真を見て当てましょう

子ども会でのお泊り会の日。

子どもたちにクイズでも出してやろうかと、写真を見てそれが何であるのかを当てるクイズを作った。

PowerPointで写真を貼り付け、その写真の上にワイプをいくつか貼り付ける。
それぞれのワイプをゆっくり小さくすることで、写真を徐々に見せていくようにした。

簡単すぎて小学校の低学年用の問題になってしまったかと思ったが、意外と難しかったようで、簡単な引っ掛けで間違えてくれたのはうれしい。

お母さんたちも参加することがわかっていたので、極端に難しすぎる問題も作っておいた。

「はい。ここまでは子ども用です。この次の問題は、お母さんたち、大人なら答えられる問題です」
と前置きをする。
「さてこの乗り物は何でしょうか!」

ワイプを少しずつ移動させて写真を見せるがと一向に答えが出ない。
結局、全部が見えたところでも答えが出ない。

「え?これ何?」
ヒントの「P3C」が難しくてまったく答えが出ない様子。

「ダメですねえ。大人なら答えられないと。はい。正解は『対潜哨戒機』です!」
そういうと、お約束どおり「わかるかあ!」と突っ込まれる。

なかなか面白かったので、低学年向けにもう少し工夫すればもっと楽しんでくれるかもしれない。

2012年3月24日(土) 校長先生の送別会

小学校の校長先生が今年度で退任されるとのことで、有志だけが集まってささやかながら、送別の飲み会を開催することにした。

発起人は校区の名物自治会長さん。

以前は別の小学校でPTA会長をやっていたと言うこともあり、私にもいろいろと助言してくださる。

商店街を少し離れた、人気の少ないとおりのお店の予約をしてくれた幹事さんは知り合いの市会議員さん。

嫁さんと私もその議員さんに声をかけられて参加したが、もともとは「女性が少ないから」と嫁さんに声がかかり、「ついでにご主人もPTA会長だし」と声がかかった。

それぞれに立場は違うけれど、よく知った顔だけなので、何も気兼ねはなく、とても楽しい時間を過ごせた。

小学校は、本当はあってはいけないことなのかもしれないが、やはり校長先生によって雰囲気が変わってくる。

この校長先生と過ごした期間はとても楽しかったし、保護者からも今回の退任が残念だと言う声が聞こえてくる。

今後も、子どもたちのための活動を通して、どこかでお会いできることを願っている。

2012年3月25日(日) それぞれの春

突然だけれども我が家のメス猫が発情した。

長男がアルバイト先の倉庫から拾ってきたのは昨年7月。
生後間もないらしく、歩くのもヨタヨタとしていた。

猫の異変に気がついたのは今年小学校を卒業した次女。

いつもなら名前を呼んでも返事もしなければ振り向きもせず、ただ面倒くさそうに尻尾を左右に振るだけの猫が、名前を呼ぶとまさしく「猫なで声」で返事をする、というのだ。

次女が猫の名前を呼ぶと「ごろにゃー」と返事をする。
長女が呼んでも「ごろにゃー」。私が呼んでも「ごろにゃー」。

あまりにも返事をするので、試しに別の名前で呼んでみた。

「ズルポン」「ごろにゃー」
「ドロッリッチ」「ごろにゃー」
「お母さん」「ごろにゃー」

いつもは無愛想な猫なのに、突然、声をかけるだけで猫なで声で返事をする猫の様子が、子どもたちは不思議でたまらないようだ。

「なるほど。こりゃ、春が来たな」と私が言うと、嫁さんもその言葉の意味に気がつき、「なるのどね。そういうことだったのね」。
少し間をおいて大学生になった長女も「ああー、なるほど」。

次女だけが「え?どういうこと?」と飲み込めない様子。

4月から中学生になる次女、大学生になる長女、恋する猫。

それぞれの春がやってきたようだ。

2012年3月26日(月) 案ずるよりも

実はあることで気が気ではなかったこの土日。
それは土曜日の昼間に連絡のあったコンピュータのシステムトラブルに関するもの。

業務プログラムの動きを監視をするためのソフトウエアが正常に動作しないらしい。

月曜日にならなければ対応できない内容だったのと、肝心の業務プログラムは正常に動作しており業務そのものが止まってしまっているわけではないため、週明けに対応すると言うことで了解を得た。

けれどソフトウエアによる監視ができなくなるとそれを人が代行しなければならず、いつまでもこのままと言うわけには行かない。
月曜日には間違いなく復旧させなければならない。

しかし、いろいろ考えてもそのソフトウエアが正常に動作しなくなる可能性が見当たらず、果たして月曜日に正常に動作するようになるのだろうかと、そればかりを考えて過ごしていたので、ちっとも休んだ気持ちにはならなかった。

が、案ずるより産むが易し。

今日、現地でソフトウエアを再起動したら、あっさり回復した。

原因調査は残っているものの、ひとまず業務への影響は免れた。

まだ午前中にもかかわらず、今日の仕事は全部終了した気分だった。

2012年3月27日(火) 地下100階

昨日のトラブル対応の反動からか、仕事から帰るとビールを飲みながらテレビゲームをする。

普段、PTAだ子ども会だ、と偉そうなことを言っている手前、よそのお母さんや子どもには見せられない姿だと思うが、そんな私に対して我が家の家族はみな寛容であり、またそんなダメダメな一面、つまり弱みを見せることが家族の証なのだ、と変な理屈で自分を正当化しながらゲームをする。

子どもたちも私がゲームをしている横でそれを見て、ああだこうだとアドバイスをしてくる。
そしてまた私もそのアドバイスを素直に受け入れることが家族の証だ、などと一人勝手に解釈をする。

この年齢になって反射神経を問われるようなゲームはさすがにしんどいので、ゆっくり考えながら進むようなゲームが楽しい。

地下100階までのダンジョンを進むゲーム。
ゆっくりゆっくり、子どもと話をしながら、下っていく。

早く地下100階に到達したいような、そうでないような。

2012年3月28日(水) 北海道は夢の向こうに

旅行会社の前を通りかかってふと目に付いたのが「北海道旅行」のパンフレット。

およそ十年ほど前、独立して個人事業主と成ったのを記念に家族で北海道へ行く旅行計画を立てた。

しかし、旅行前日になって私が急病で入院する羽目になり、旅行は夢に終わってしまった。

旅行会社のパンフレットを見るたびにそのことを思い出し、いつかは家族で北海道へ行こうという気持ちをいまだに持ち続けている。

そして手に取ったのが旅行のパンフレット。

家に持ち帰えると子どもたちはパンフレット見て喜んだが、嫁さんは冷静そのもの。

うん。
確かに我が家には先立つものが無い。

2012年3月29日(木) 年度末の飲み会

年度末となり、PTAの新しい役員選出も無事完了し、仕事もひと段落。
無論役員決定には総会での承認が必要だが総会で異論を唱える人がいるようなことは無く、ほぼ間違いなくそのまま承認される。

役員選出委員となった人はこの数ヶ月大変な思いだっただろうが、その人たちの労をねぎらうという名目で、飲み会を開催した。
といっても、もちろん割り勘。

肩の荷が下りてホッとしたのか、満面の笑みで飲んでいる。

まだ総会まで一ヶ月あり、それまではまだ各自いろいろと仕事があるのだが、今年度はひとまず終了。
いつものように貸切状態の静かな店の中。

乾杯の声だけが大きく響いた。

2012年3月30日(金) 会計報告書作成

年度末は子ども会も忙しい。
引継ぎ以外にもやることはある。

その一つが会計報告。

一年間の子ども会活動でどれだけの費用を使ったかをまとめて報告する。
作成する報告書は一枚だけだが、これがとても大事なのだ。

この会計報告をするのは自治会の部会の中でも子ども会だけであり、その説得力は絶大だからだ。

今年はいつもより支出が多かったが、来年度もこの予算で行くつもりだ。

今年たくさん使ったから来年は予算を上げてほしい、などとすぐにお願いしては信用を失う。

同じ行事を数年間続ける実績を作り、それなりの評価を得てから改めて、予算を上げてもらうように交渉するのだ。

そのためにも、このような報告は記録して残しておく必要がある。

おそらくどの会計報告よりも私が神経を使っている報告書に間違いない。

2012年3月31日(土) 小学生は終わり

今日が次女にとっては最後の小学生の日。

卒業式は二週間前に終えたが、法的には3月31日までがその学年であるため、まだ小学校に籍が残る。

けれど当の本人はそんなこともどこ吹く風、春休みを謳歌している様子だ。

六年間は長かったような気もするが、次女の成長を見ていたらあっという間だったようにも思う。

今でも、仕事を終えて駅の改札を抜ける私を待ち構える次女の姿を思い出す。

最近、一気に生意気になった次女だが、まだ私に甘えてくれるところがあり、ホッとしたりする。

小学生の次女は今日で終わり。

明日からは中学生の次女が始まる。

何がどう変わるというわけではないけれど、新しい春の到来を確実に感じる。

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