カリント日記
バックナンバー
2013年3月4日(月) 春を迎えるために
金曜日があたたかく過ごしやすかっただけに、土日の冷え込みはことさらに感じた。
夏ごろから計画していたイベントも無事終わり、今日はホッと一息した一日だった。
仕事も早く切り上げて自宅に戻り、のんびり過ごした。
夜は雨になったが、それでも真冬の寒さではなく、その雨は雪っぽさもなくしっかりと「雨」だった。
ニュースでは雪による被害が連日のように伝えられているが、今夜はなんとなく冬の終わりを感じる。
新しい春を迎えるために、そろそろ準備を始めなければ。
2013年3月14日(木) 誕生日の夜に
誕生日の夜だというのに市の子ども会の会議があり、早く帰ってゆっくりお酒を飲みたいのに「来年度の人事の話をしたいから」と、副会長ら役員に誘われて、近くの飲食店に行った。
飲食店と言っても居酒屋ではなく、食事がメインの店。
私は自宅で食べるつもりだったが仕方がない。
一通り注文をしてから副会長が切り出す。
「来年度はもっと若い人に会長してもらおうと思う」
現在の会長はかなりご年配の方だ。
以前から世代交代が必要だという話は何度も出ていたから、新鮮な話ではないけれど、こうやって飲食店などで膝を突き合わせて話をする場合、それはかなり現実的な話となることが多い。
これが、いわゆる「根回し」だからだ。
別の副会長が言う。
「けれど今の会長にはそれだけの実績と信頼があるし、若い人にそれが務まるとは思えない」
「信頼と実績」云々についてはごもっともであるが、それを言っていたら世代交代なんて未来永劫ありえない。
以前に、いやしくも「会長をやってほしい」といわれた「若い世代代表」としては、聞き捨てならない。
「○○(私)君はどう思う?」
そう聞かれたので、少し強い口調で言った。
「会長に『長年の信頼と実績がある』ということが、子ども会に対してどれだけのメリットになっているんですか?そこにメリットがないのであれば、別に若い会長でも問題ないと思いますが」
結局その日、「次期会長候補」として私の名前が上がったが、その他のメンバーは決まらず、どういう状況で来年度を迎えるのか、少々不安である。
誕生日としては「面白くない」夜だった。
2013年3月16日(土) 寒の戻り
暖かい日がしばらく続くとまた冬の寒さに逆戻りする。
いわゆる「寒の戻り」だ。
と、思っていた。
この状況で「寒の戻り」を使うことは正しいか、念のために調べてみた。
こんなことでも調べてみる私は偉い。
「晩春のころ、一時的に寒くなること」
晩春。春の終わりである。
つまり、「寒の戻り」は冬から春にかけての「早春」ではなく、すっかり春も深まり、そろそろ夏の気配を感じてきたころの「晩春」に使う言葉だったのだ。
けれどテレビのお天気キャスターもこの時期に使っているような気がする。
本当のところはどっちなんだろうか。
徹底的に調べるつもりもないところは、私のいい加減なところだ。
2013年3月25日(月) 宿泊研修
ジュニアリーダ養成講習会で宿泊研修があり、私も同行した。
隣県の山の中にある施設で開催されたが、天候も穏やかで、高原らしい風が吹き渡るとてもよい環境での研修となった。
今回は野外の活動よりもレクレーションの規格運営を学ばせることに重点を置いていたが、とてもよい成果が得られたように思う。
子どもたちは私が思っていた以上に積極的でかつ行動的であった。
また、次女がこれほどにグループをまとめる能力に長けているとは知らなかった。
次女が途中で体調不良となり、子ども同士の企画会議を途中で抜けることになったため、代わりに青年のリーダーが加わったが、なかなか子どもたちをまとめることが出来ず、「このメンバーをまとめていた○○(次女)はすごい」と驚いていた。
朝と夕方にはその施設に宿泊しているほかの団体も一緒になって広場に集まり、各団体の代表者がみんなの前に出て「団体紹介」をする慣わしなのだが、この団体紹介をしたいという子どもも多くいた。
紹介文はリーダーが考え、子どもたちはマイクを使ってそれを読み上げるのだが、それをやりたがる子どもが多いのは、さすがリーダー養成講習会だと感じた。
次女もその一人であったが、リーダーが「○○には他にしてもらいたいことがある」と言った。
それは研修の最終日の退所式で、お世話になった施設の方にお礼の言葉を言うものだ。
ただ、団体紹介と違い、その文書をすべて次女が考えることになった。
私は少し不安ではあったが、そんな心配は不要だった。
メモを見ながらではあったが、この自然の中で自分たちが学んで幸せだったこと、学んで得たものを地域でも活かしたいということ、そして施設職員へのお礼など、非常によい挨拶をしていた。
実はメモは途中までしか完成しておらず、次女は「ところどころアドリブでしゃべった」と言っていたが、それであれだけの挨拶をスラスラとするのは大人でも難しく、大したものだと思う。
子どもたちは大人が知っている以上に成長するものだということを実感した三日間だった。
2013年3月26日(火) 不満爆発
嫁さんがプンプンと鼻を膨らましながら会議から帰ってきた。
「もうー。ほんま、腹立つー」
こういうときは何がどうだったのかしっかり話を聞く必要がある。
お互いに腹が立ったことを体の中に溜めておくのはよくないと考えており、とにかく話をしてすっきりすることが大切だとわかっているからだ。
「もう今日は、最初から最後まで腹立ってばっかりやわ」
そう前置きをすると次から次へと不満があふれてきた。
「まず、あの会長、『挨拶』とか言いながら話がめっちゃ長い。しかも特定の人との話しやからわざわざここでしゃべらんでもええことやのに、ずーっとしゃべってる!!」
「ほんでから、誰かが質問しようとすると副会長が『その件は今関係ないのでここでは話をしないでください』とか言うくせに、自分は『これは今関係ないのですが』言うて、話し始めよんねん!!」
「ほんでから」
と、かなり盛りだくさんの不満を吐き出した。
どれもこれも納得できるものだったし、嫁さんに非はなかった。
しいて言えば、自分が新顔だからと遠慮して「それはおかしい」といわなかったことが嫁さんのミスかもしれない。
ひとしきり話を終えると「さ、ご飯食べよ」と笑顔になった。
2013年3月27日(水) 楽しみは6月に
機嫌が悪くなるのは大人気ないと思いながらも、あんな試合では仕方もない。
23時から開始のヨルダン戦。
寝不足になるのは覚悟のうえでいつものようにユニフォームを着てビールをあおりながらテレビの前で観戦。
まさか一点リードされて折り返しすることになるとは想像していなかった上に、二点目の点の取られ方にはあきれた。
一人抜け出したかと思うと単独で切り込まれそのままゴール。
実にふがいない。
PKをはずしたのは痛いが、二点目の取られ方のほうがまずい。
まあ、楽しみが先に伸びただけ出し、今度はホーム戦なので、本選出場が決定すれば喜びもひとしおだろう。
6月を楽しみに待とうと思う。