カリント日記
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2013年6月14日(金) クーラー
今日も暑い一日だった。
日付は変わったが、13日。
朝、家を出るときから日差しはきつく、道路がまぶしかった。
ユーザから呼ばれて昼過ぎに外出したときは、日陰を探して歩いた。
夕食を食べたところはいつもなら日がさすことはないのだけれど、この時期だけ直射日光が差し込んだ。
汗まみれになった体を引きずるように帰宅してシャワー浴びて部屋に入る。
涼しい。
「な。涼しいやろ?」
嫁さんが少し得意げに話をする。
クーラーだ。
いや、いまどきはエアコンというのだけれど。
どうしても私はこの涼しい風を感じると「クーラー」と言ってしまう。
幼い頃、お金持ちの家にしかなかった「クーラー」。
この涼しい風を感じながら、部屋でのんびりすると、とても幸せな気分になれる。
2013年6月16日(日) 父の日の父
「ちゅうか、今日は父の日やろ。なんでやねん」
自宅近くの焼き鳥屋のカウンター席に座り、生ビールを飲みながら独り言のようにつぶやいた。
いや、自分自身は別にこだわっているわけではない。
周りから見ると、一人カウンターに座っている中年男は、家であまり歓迎されていないお父さんに見えるんじゃないか、そんなときその中年らきっとこうつぶやくだろう、そんなことを考えながらつぶやいてみたのが冒頭の言葉だ。
生中を二杯飲んで自宅に戻る。
もちろん、コンビニでチューハイを仕入れることは忘れない。
自宅に戻ると、嫁さんたちと一緒に「外食」に出かけた長女が一人待っていた。
「うわ。最悪。飲んできたんや」
別に酒を飲んできたから怒っているのではないことは次の言葉で明らかだ。
「おとうさんと一緒に飲もうと思ってたくさんお酒買ってきたのに」
長女からプレゼントの半ズボンの部屋着を受け取ると、早速シャワーを浴びてそれに着替えた。
そして乾杯をして、全部の酒を飲み干した。