カリント日記

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2014年8月1日(金) 陣地へ入ってくるやつ

週末の金曜日。
仕事帰りの駅のホーム。
財布の中には千円札が一枚とわずかな小銭。
それでも飲みに行くぞ、って決めていたんです。

自宅近くのヘビーローテーションで使っている居酒屋。
あそこなら、千円以内で気持ち良く酔えるし、おなかも満足する。
さらに店の帰りに、コンビニでチューハイでも買っても、合計でも千円ちょっと。
小銭もあるから大丈夫。

そんなことを考えながら、電車を待っていると、圧力を感じたんです。
右の後方にね、人の気配を感じたんですよ。

なんていうんですか、みんな、自分の陣地、ってあるでしょ。
お互いの距離を保つための、不可侵な領域っていうのか。
そこにね、グイって誰かが入ってきたんですよ。
私の後ろの不可侵領域が今まさに侵されようとしているんですよ。

「おいおい」と。
「おいおい、暑いのに、近いやんけ」と。
「えらい、ぐいって来てくれるやんけ」と。

ま、そんなことを0.4秒ぐらい考えて振り向いたんです。
ちょっと不機嫌な顔で「なんやおまえ、オレの陣地に入ってきて」的な感じを出していたかもしれません。

なのに、その顔は見覚えのある顔。

突然、私の頭の中にある、顔認識データベースがフル回転して、一つの答えを導き出しました。

「こいつ、知り合いや」と。

しかも、「こいつ、酒飲める」と。
さらに、「こいつがいたら金がなくても結構飲める」と。
ま、そんなことを0.2秒ぐらいで考え「ああ、こんばんは」と。
「ようこそ私の陣地へ」とばかりの笑顔であいさつ。
お茶でも出さんばかりの感じで。

いや、ごちそうになるつもりはないんですけど、一緒に飲みに行けば、お金がなくても「ごめん今日はちょっとしかないので」って言えば、「じゃあまた今度出して」って言う仲なので、これはラッキー、と思ったんでしょうねえ。
私の本心が。

そして電車に揺られていると、どちらからともなく「ちょっと飲んでく?」みたいな、流れになって、駅近くの居酒屋へ。

後はいつもの機嫌のいいお酒。
結局ゴチになりました。

今度、私の陣地へ入るときは、前もって連絡してもらえれば、お茶を用意します。

2014年8月2日(土) 横棒あかん!

リアルに100回ぐらい言ってるのよね。
「テントの横棒は持つな」って。

キャンプなんかで使うカラフルな奴でなく、運動会なんかで見かける「○○小学校」とかでかでかと書いてある、地味な白いテント。
布製の屋根に、鉄製の骨組み。
丈夫なので10年以上使えるんだけど、何しろ重たくて組み立てるのが大変。

で、盆踊りなんかのイベントの時には自治会でこれを組み立てるんですけど、何しろ、男と言えばおじいちゃん、女性と言えばお母さん、そんなメンバーしか集まらないような自治会で、テントをまともに組み立てられるのはごくわずかで。
そのわずかな中の一人が勿論私なんですけども。

で、いろいろ指示をするわけですが、なにしろ、相手はおじいちゃんたちですから。
船頭になりたがるなりたがる。
船、山に登らせたがる登らせたがる。

「はよせんと、雨、降るで」
「このパイプとこのパイプをつなげたらえんちゃうか」
「そっち持ってこっちやって向こうへ運ばんとあかんで」「いや、そっちやろ」「こっちやらんと」

タンカーでも山に登っちゃうぐらいひどい。

で、私が言うわけです。
おじいちゃん相手ですが、私も手馴れてきました。
結構きつく言います。

「早くしたいんですが、まず車を移動させて場所を確保しないとできないでしょ。そんな話をしている暇があれば、車から荷物を下ろすのを手伝ってください」
「組み立て方を考えて、パイプの並べ方を指示しますので、それから繋いでください。順番通りやらないと怪我しますよ」
「……船頭が多すぎるわ!」

で、100回ぐらい言うのは、パイプをつなげて屋根をかぶせ、テントを立たせるときです。

テントって、基本的に、差し込み式になってて、留め具とかないんですよ。
で、台座となる縦棒に、横棒を上から差し込んでいるだけなんです。
上から差し込んでいるだけですから、横棒を持ち上げたら当然抜けます。
スコン、て簡単に抜けます。

だから、持ち上げるときは台座となっている縦棒を持ち上げないといけません。

なのに、横棒を持ち上げるやつがいてるんです。

だから毎回、言ってるんですよ。

「今から屋根を持ち上げます。そこで注意してください。絶対に横棒は持ち上げない。持ち上げてはいけません。横棒は、上から差し込まれているだけです。横棒を持ったら抜けます。なので、縦棒のパイプ部分を持ち上げるようにして下さい。こんだけ言うても、毎年横棒を持つ人がいます。縦棒を持つように」

って。
もう、小学生にでもわかるくどい説明。
言うてるこっちもしんどいんです。
何しろ暑いし、重いし、汗びちょびちょやし。はよ終わりたい。

で、まあ、全員、位置についたら、いよいよ持ち上げです。

「行きますよ。せーの!」

その掛け声で、一斉に「ふんぐぐぐぐぐ」っと持ち上げると、ガガガガガーとテントが立ちあがるんですが、やっぱ、力のない女性がちょっと持ち上げるのに時間がかかるんですね。

で、この時です。この時!

それを横で見ていたおっさんが「おっと、お嬢ちゃん。ちからが足りねーようだな。おいらが手伝ってやるぜ!」みたいな感じで、女性の横に行って、持ち上げよるんです。
禁断の横棒を!


スコン!


はい!抜けました!
横棒がスコンて抜けました!
案の定!

いうたやん!
横棒はあかん、っていうたやん!
横棒持ったら抜けるっていうたやん!
くどい説明の中で、4回も禁断の横棒の話、出てきたやん!!

そんな言葉が私の頭の中を駆け巡り、鼻の穴を広げて、深呼吸してからいうんです。

「ほらねっ!」

2014年8月3日(日) 雨中の盆踊り

ま、ま、ま。
雨は降るやろうなと思てました。

でもね、せっかく準備したものを順延になったからって、一回撤去してまた来週組み立てるなんてね、そら、言うのは簡単ですよ、それやったらあなたやってごらんなさい、って話ですよ。

盆踊りと言えば、どこの町内でもその町の一大イベントみたいなもんですよ。
普段見たことのないような人までが集まって、テント組み立てたり、提灯ぶら下げたり、やぐらを組んだりするわけですよ。
それこそ、なんていうんですか、町内の底力的見せたるでーてな感じで、みんな腹の底から、ぐぐぐぐーって出して頑張るわけですよ。

そら、中心のメンバーは頑固なおっさんらですわ。
ま、私も頑固ですけど。
で、その頑固なおっさん同士の、意見と意見のぶつかり合い、火花バチバチーっですよ。
もう、確実に引火しますからね。
火気厳禁ですよ。

それでも、わーわーいいながらなんとか準備ができるわけです。

それで、できたころにはもう、ヘロヘロですよ。
体も疲れてるけど、それ以上に口が疲れてますからね。

そこへ持ってきて、横で見てたおっさんが、「こりゃ、雨やで。順延したほうがええで」とぬかしよるんですよ。
はあ?ですわ。

いち、にの、さん、はあ?
ですわ。

もう、こっちはね、前日からもう、めっさ準備してるんですよ。
なのに、ちょっときて「延期したほうがええで」って。

反撃する気にもなれん。
「はあ?」っていうのだけがやっと。

いや、雨降るやろな、とは思てるんですよ。私も。
思てるけれども、これ、どうしますの。
延期して、もう一回組み立てますか?
って、説明するのもしんどいから、そのまま無視して、盆踊り大会はやることにしたんですけどね。

結果、雨、めっさ降りました。

でもね、やりましたよ、雨ん中で。
応急処置でブルーシートの屋根付くって、最低限の踊り場を確保して。
水たまりができているのを見た近所のおっちゃんが、「これいらんから使い」って業務用の大きなカーペット持ってきてくれて。
それ敷いたら滑らんから、って。
ありがたい。
それで、子どもだけですけど、ちゃんと音楽に合わせて踊りましたよ。
「めっちゃ面白かった」って言ってくくれる子もいました。

これがこの町内のやる気なんや、って見に来てくれた来賓の人には伝わったと思います。

この調子やったら、来年は「全天候型盆踊り会場」に進化してるかもしれません。

2014年8月4日(月) 疲れているからなのか、だから疲れるのか

今日は仕事にならないです。
なので、最初から仕事の予定は入れてません。

昨日の疲れがすごいことになってる。

でもねーこれ、昨年は、この盆踊りの前日準備の後、キャンプに行ってるのよねー。
で一晩キャンプ場で寝た後、昼ごろ戻ってきてから、盆踊りの本番を迎えてるのよねー。
アーンド、月曜日に仕事してるっていう、タフさ。

いや、むしろ、今年はまだ仕事がそれほどきつくないからね。
昨年のほうがもっとしんどかったからね。

原因は何かなあ。

加齢かなあ。
それとも、おなか周りのぜい的な肉?
まあ、気力っていうのもあるかなあ。

あと、ゲームもあかんよね。
ほぼ毎日、平均して1時間ぐらいはしてるから、この一年、360時間ぐらいはゲームに費やしてるよねえ。
そういえば、ゲームの中の主人公も、最近はフィールドを走り回るんじゃなくて、セグウェイみたいな乗り物に乗ってるもんねー。

有酸素運動しないといけないよなあ。
軽く運動してみるか。
そうだね。
したほうがいいね。
うん。

でも疲れているから明日からにしよっと。

2014年8月5日(火) 明日から

うん。
だと思った。
有酸素運動してない。
ちっとも。

いや、だって、今日も会議だし。

しかも疲れる会議なのよ、これが。
意見と意見がガチでぶつかり合う。
いや、意見が出るのはいいことなんだけども、どうやって収集付けようかなーって。
このまま朝まで討論会かなーって。
おまとめ上手のこの私でも戸惑う。

そんな疲れた会議を終えて、9時過ぎに帰宅するでしょ。
そしたらもう、真っ先にシャワーを浴びたい。
わきから異臭がするし、キノコ生えてんじゃないのって気になるし。
一刻も早く浴びたい。

で、シャワー浴びたら、飲むでしょ。
飲まなきゃやってられないもの。

そしたらほら、運動できない。
ね、仕方がないでしょ。

うん。

明日から本気出す。

たぶん。

2014年8月6日(水) 反省会にて

反省会って言うと、まず、あれでしょ、文句。
ビール飲みながら柿ピー食べながら時々ピーナッツ口からこぼしながら、「あれがあかん」「これがあかん」って。

あのね。
なんでもかんでも「あかんあかん」て。
否定から入ったらモチベーション下がる、ちゅうねん。
やる気なくす、ちゅうねん。

しかも、ちっとも具体的じゃないのよね。

「備品が見つからんから難儀した」みたいな話が出ると、会長が「じゃあ、来年から事前に確認しましょ」っていうのよ。
いや、正しいよ、事前に確認するのは。
課題に対する解決策を提示してるところも、悪くはない。
でもね、でもさ。

それで話が終わってどうするの。

さあ、来年になりました。
盆踊りの季節が来ました。
さあ、どうしましょ。
誰が、いつ、何を確認するの?

ね?
結局、具体的じゃないから何もできないじゃない。

そういうところの詰めがね、もう甘い。
「お前、はちみつがたっぷり入たツボの中に、2時間ぐらい手を突っ込んでたやろ!」ってぐらい、つめが甘い。
くまのプーか、と。
クリストファーロビンの友達か、と。

で、私が会長にね、「いや、具体的にしないと、何も変わりませんよ」というんです。
と言ったところで、すぐに解決策は浮かばない。
ええ、ええ、それもこっちはわかっております。
なので、私はパソコンをパチパチ叩きながら解決策を考え、出来上がったところで、声を上げるわけです。

「はーい。いいですか、少し聞いてくださーい!!」と、柿ピーたちに叫ぶわけです。
何しろ、奴らは、会議中なのに、おしゃべりに夢中で宴もたけなわですから。
そしたら、ピーナッツを運ぶ手も止まりますよ。

シーンとなったところで私がしきります。

「はい、いいですか。今、『来年は確認しましょう』という話が出ましたが、何をすればよいかわからないと思うので具体的な方法を説明します」

で、まあ、ここから先は、日記として読み返すために書くんですけど。

「5月の会議で、必要な備品を把握するために白紙の用紙を皆さんに配りますので、各リーダーはその用紙に、どういう備品が必要かを書いてください」
「6月の会議で、記入済みの備品リストを集めます。そして私がきれいに内容を整理します」
「7月の会議で、再びリストを皆さんに配るので、その備品が実際にあるかどうかを確認し、備品のある場所をリストに書いてください」
「その際に、不足している備品は各自購入してください。また、箱などに貼ってあるラベルと中身が異なる場合は、ラベルを書き直して下さい」
「以上の段取りを、5月の会議の時に説明します。また、適宜、作業手順書を渡します」

と、説明して「よろしいですか」というと、みなさん頷く。
で、会長に「という段取りで行いますのでよろしくお願いします」という。
そして、私自身が忘れるととんでもないので、自分のパソコンのカレンダーを開いて、5月のところに「反省会のメモを見る」と書いておくわけです。

ふう。
「仕事したー」って感じですよ。

難点なのはねー。
私の意見に反対する人とか、私の間違いを指摘できる人が、なかなか、いないことなのよねー。
だから私自身が間違いに気が付かないこともあって。

うーん。
相談相手ほしいなあ。

2014年8月7日(木) 立秋

立秋らしいよ、世間は。
こんなに暑いのに。

って、思って調べたら、立秋は昔っから一番暑いときらしいね。
そう言われればそうだったような気もするけど。

立秋は「秋が来た!」ってことではなくて、「こっから先、秋になるぜ」ってことだとか。
つまり、暑さがピークに達したので、この後は徐々に暑さも和らぎます、っていう日が立秋なんだと。
だから、立秋が一番暑いころなのは当たり前で「立秋なのに暑い」ってよく聞くけれど、あれは実は間違いってことになる。

使うとすれば「立秋を過ぎたのにまだまだ暑い」と言うことだね。

んでも、この週末も先週に引き続き雨が降りそう。
立秋どころか梅雨がまだ明けてないんじゃないの?

2014年8月8日(金) BON BON BON

盆踊りが続いているわけで、明日もあるんですけどね。

そんなさなか、ふと思いましたよ。

「『盆踊り』って英語でなんていうんだろー」

「踊り」はこりゃもう、疑う余地なく、「DANCE」だとわかるんですけど、んじゃ「盆」は?

「BON」?
なら、「BON DANCE」?

でも、なんか違うような気がする。
けれど、BONのDANCEなんだから「BON DANCE」でしょ。
しかし、安易すぎない?
だけど、それ以外にある?

心の迷いが文章に現れる、逆接の接続詞4連発。

「BON」がだめなら、いっそのこと「BON FESTIVAL」?
通称、ボンフェス。

「今度、いっしょにボンフェス行ってみない?」みたいな。
「この夏のボンフェスはいつもより熱い!」みたいな。

なんだか急にポップになっちゃったね、お盆。

それなら盆踊りは「BON FESTIVAL DANCE」ってことになっちゃうね。
かなりリズミカル。
パーカッションが凄そう。
って、まあ、和太鼓だから、確かにすごいけど。
持っているものだって、スティックつうか、もはや鈍器だもの。

「BON FESTIVAL DANCE」

ははは。
そんなはずは、さすがに。
ねぇ。

で、調べました。

「BON FESTIVAL DANCE」

うん。
そう書いてあった。

「枝豆」は「大豆」って知った時ぐらいの衝撃。

2014年8月9日(土) 隣町の盆踊り

はい、来ました、週末、そして雨。
なのに盆踊り。
いわゆる「BON Festival dance in the rain」。

隣町に住んでいる友達がね、「PTAでブースを出す」って言ってたんですよ。
でも、雨でしょ。
ほんまにやるんかいな、こりゃ中止やろ、と思っていたんです。
結構、降ってたんですよ。
何しろ台風ですからね。
なのに、昼過ぎになって「体育館でするそうです」と予想外のメールが届きまして。
いわゆる「BON Festival dance in the 体育館」。

うちの町内の盆踊りと違ってこちらは校区全体で開催するものなので、学校を使ってやっているため体育館も使えるんだとか。

で、夕方の6時過ぎ、小雨の中、自転車に乗って行ってきました。

体育館横のスペースにテントをびっちり並べてるんですが、通路が狭いもんだから、神社のお祭りの露店みたいになってね。
なんか、かえってそれで活気出てる感じなんですよ。
でまあ、人波をかき分けかき分け、一番奥まで行ったところにPTAのブースがありました。
で、その横にビールを売ってましたので、PTAのブースには「ちわ!」て挨拶だけして素通り、即行ビール。

ビール片手に歩きながら、露店のおばちゃんと会話したりしてね。
一通り雰囲気を味わってから体育館へ。

体育館の上り口には長テーブルが並べられてて、その周りに何人か座ってるんですが、ここ、いわゆる来賓席ですね。
なんで来賓席とわかるのか。
テーブルの上に、瓶ビールが置いてあるんですね。
瓶ビールは持って歩けないでしょ。
ゆっくり座って飲むためのビール。
となれば、こんなところにゆっくり座ることが許されるのは来賓なわけですよ。

そういえば、体育館の入り口の外に「受付」あったよなあ。

そう思いながらも、今日は別に来賓でもなんでもないので、来賓席を通り過ぎようとしたんですけど、そこはほれ、一応、こういう場所では、私、顔がさすから。
「あ。○○(私)さん!」と、来賓席に座っている人から声がかかるわけですよ。

ま、席についてビールをいただきますね。
案の定。

しばらくすると体育館の中に着物を着た女性たちが。
おやまあ、先日の盆踊りの先生ではございませんか。
すぐに駆け寄って、深々とお辞儀をしながら挨拶をしますね。

で、音楽が流れると、踊りの先生たちが輪の中心に入り、その周りを子どもたちが踊る、と。

うん。
体育館の盆踊りもなかなか面白いですね。

小一時間ほど来賓席でビールをいただいて、帰りにPTAのブースでしこたまジュース買わさ・・・いや、買い込んで。

なかなか楽しい盆踊り大会でした。

2014年8月10日(日) 日曜日の始まり

毎週金曜日はマージャンの日なんですよ、我が家では。
次女が一番楽しみにしているようで、「今日は何の日かわかってる?」と朝から聞いてきます。

で、金曜日と言えばあれじゃないですか。
一週間の仕事も終わり、ちょっと飲んで帰りたくなる時もあれば、なんだったら本気の飲み会もあったりするわけで。
それでも一応やる気はあるんですよ、私は。
やる気はあるんですけどね、これが、どうしても眠くなって。
最後までできないんですよ。
東場一周して終わり、とかね。

そうすると、その続きを土曜日にやったりするんですけど、もちろん飲みますやん。

「よーし。飲んで気合入れるぞー」って、「ええ感じや!このまま飲むぞー」って、言うてね。
「あかん。ついてない。飲み直しや!」とかも言うてね。

気が付けば、私の横には点棒よりも空き缶のほうが多いいわけで。
そしてやっぱり、南場一周して終わるんですよ。


朝、目が覚めると激戦の跡がテーブルの上に広がっているんですよ。
ああ、つわものどもが夢のあと、ってやつかあ、なんて思ったりしてね。
こっちは空き缶ばっかりで、ちっとも、つわものってないんですけどね。


ああ、飲みすぎた、頭痛い、そう思いながら激戦の跡地にたたずむ、空き缶を片付けようとして、ふいと持ち上げると、中身がしこたま入ってて。
うわ。まだ激戦続いてるやん、ですよ。
補給部隊はここまで来てくれてたやん、あと一歩のところまできてたやん、ですよ。

で、もったいないので、補給部隊を飲むんですが、それはもはや、気が抜けたぬるくて苦い水なんですね。

そんな感じでけだるい日曜日が始まるんです。

2014年8月11日(月) 映画館へ

最後に映画を見たのは2011年だったですかねぇ。
確か、近未来SFアクション映画、ってやつですかね。
アクションのある映画はやはり大画面で見たいんですよ。
大きな重低音とかね、迫力のある場面とかね、そういうのがまさに映画館の醍醐味じゃないですか。

逆にストーリー重視の映画は大画面よりもテレビのほうがいいですかねえ。
って、あんまり、ストーリー重視の映画を見に行くってことはないんですよ。

そういえば、過去に何があったかなあ。
えーと。

「戦場のメリークリスマス」ぐらいかなあ。
まあ、教授が出てるから見たようなもんですけどね。
あ、「四月の魚」とかね。
これはユキヒロさん出演するからですね。

要するにストーリーを知りたいから見た映画ではないわけです。
そういう意味では純粋にストーリーを楽しみたくて映画館まで足を運んだ映画は、かつてなかったかもしれませんねえ。
となると、初めて見た記念すべき最初の作品は、今日、次女と一緒に行った「宇宙兄弟」ってことになりますか。

次女と一緒に昼食をとって本屋とか楽器店をうろついて、映画館の入り口で飲み物とポップコーンを買って。
いかにも映画見てる、って気分を満喫してきました。

他にもね、おもしろそうな映画をやっているわけで。
もうちょっと映画を見に行く、ってことをやってみてもいいかなあ、って思いましたね。

2014年8月12日(火) ホームページ作成

この夏休み中に子ども会のホームページを作成しようと思いまして。

そのためにまず何をしたかというと、デザインやコンテンツを考えるわけでもなく、HTMLを書くわけでもなく。

とりあえず、ファイル転送用のフリーソフトをダウンロードしました。

というのもね。
以前、パソコンを代えてすぐの時に、日記用の写真をアップロードしようとしたんですけど、ファイル転送のソフトがなくてアップロードできなかったんですよ。
でね、ホームページを作成するのはローカルのパソコンじゃないですか。
これ、気合入れて作って、なのにアップロードできないってなった日にゃ、もう、ヤケ酒でしょ。
ヤケ酒飲みまくるじゃないですか。
そうすると体調不良になりますよね。
これは避けたい。

なので、まず、確実に作成したページをアップロードできるようにファイル転送のソフトを手に入れました。

そしてサーバに接続。

見事にファイルのダウンロードもアップロードもできました。

うん。乾杯。
今日はここまで。

夏休み終了までにホームページ、できそうな気が、全くしないんですけど、気のせいかですかねえ。

2014年8月13日(水) 後半の最初は

うわー。
もう、今日から夏休み後半ですか。
嫁さんや子供たちは毎日のようにどこかへ出かけるというのに、私、なーんも予定がありません。

いや、宿題はありますよ。
「ホームページ作成」とか、「校区体育祭のプログラム作成」とか、「後援会作業手順書作成」とか。
もう、パソコン使ってやることが盛りだくさん…って、なんや、普段の仕事と変わらんやないか。

そう思うとね、もう、パソコンも閉じるわけですよ。
こんな暑いときに、せっかくの休みだというのに、一日家にいて、ほんでパソコン開いてパチパチ、パチパチ。
不健全この上ないね。
だからパソコンはあっさり閉じますよ。

そして、とりあえず、飲みますよ。
いや、ビールを。

で、ただ飲むだけなら不健全なので、シンセサイザーに向かいますよね。
あーなんて健全。

で、まあ、音を出すのを控えようと思ってね、ヘッドホンするわけなんですが。
この時期のヘッドホンの不快さったらありゃしない、ですよ。

何が悲しゅうて、夏場に、真冬にもしないようなごっつい耳あてするのか、ってことですよ。

もうね、耳が耳があぁーですよ。
ムレムレ、ムラムラーですからね。

そらもう、5分ほどで、演奏終了ですよ。
アンコールは一切なし。
ありがとうみんな。
気を付けて帰れよ。

で、なんかすっごい燃え尽きた感じになって。
で、結局、テレビ見ながら飲むことになるんですね。

ま、お盆だし。
都市伝説の動画でもみるか。

2014年8月16日(土) キャンプ初日

まあ、なんていうんですか、お盆の前半をダラダラと過ごすことを、自分で許していたのは、すべてこの後半の土日のキャンプに備えて、とかそういうことですかねえ。
いや、基本的にはめっちゃ動いた後にめっちゃ休憩したいんですけど、スケジュールで先ダラ後キツになってしまったわけですから、これはもう仕方がないんわけで、覚悟決めて動きましたよ。

というわけで、キャンプ初日の日記です。

キャンプに行ったのはとある市営の野外活動センターで、車で行っても30分かからないぐらいのお手軽な場所なんです。
お手軽言うてもあれですよ、自分らでテントも組み立てるし、ガスコンロなんかないし、ちゃんとカブトムシとか、ホタルとかいてるわけで、それなりにアウトドアなんですから。

私は荷物運びとか、非常時の子ども運びとか、「あ!忘れもん!」とか、そういうときのために車で行くんですけど、子どもたちは一応キャンプなわけですから、ふもとのバス停からは一時間近く徒歩なんですね。
私も、あれですよ、ほんまは、子どもたちと一緒に、山の空気を吸いながら、大きな声で歌いながら、いい天気だなあ、なんて言いながら歩きたいわけで、楽してエアコンの効いた車で快適に上りたいと思っているわけではないですからね。ええ、ええ。

昼過ぎに到着しまして、すぐさまお弁当を食べて、ゲームをするんですが、このね、ゲームの間が大変です。
ゲームは面白くて子どもも夢中になってくれるんですけど、そのゲームの合間っていうんですか、準備したり、仕込んだり、いろいろするじゃないですか。
人数も少なくて若いスタッフ(リーダー)がゲームを進めてくれるんですけど、「ちょっと準備するまで待っててね」って合間に言うもんですから、その間、私が子どもの相手をするわけですよ。

で、自分で言うのもなんですけど、私、おもしろいんですよ。
で、そのことをほとんどの子どもが知っているわけで。
そうするとね、もう、私が子どもの相手をするというだけで、子どもは期待してますからね。
「何して笑わせてくれるんやろう」って。

これね。
不思議なもので、え?そんなことで笑う?っていうようなことでも笑ってくれます。

「ふーちゃん、実は」
あ、ふーちゃんっていうのは子ども会活動するときの私のニックネームなんですけどね。

「ふーちゃん、実は四十肩になりました。もうすぐ50歳なのに。腕を回すと…あいたたたたた」

これで爆笑ですからね。
いや、まじで。
おれ、売れっ子芸人?って軽く勘違いしましたから。

まあ、そんなことして準備の時間をつなぐんですけど、そうすると、こういうことが、後で子どもたちの会話のネタになったりするんですよ。

「ふーちゃん、肩が痛いの?揉んだろか」とか、「ふーちゃん、50歳なん?みえへんわー」とかね、小学生に気を使ってもらってね。
小学生に言われてなに喜んでんねん、って話ですけど。

で、キャンプ場では虫を怖がる子どもが多いですね。
っていうか、ほぼ全員、虫を怖がる。
びっくりしたのはね、あまりにも虫を知らなさすぎるっていうことですよ。

「ふーちゃん!トイレにでっかいゴキブリの仲間がいてる!」っていうんで、見に行ったんですよ。

でっかいゴキブリの仲間、ですよ。
どんなやつや!と思いましたね。
どんなでっかいねん!てね。
そして見ましたよ。

これは、びっくりしましたねー。
びっくりした。

どう見てもね、「カミキリムシ」なんですよねー。

カミキリムシって「甲虫(こうちゅう)」の仲間なんですけどね、「甲虫」って「カブトムシ」っ読むんですよ。
広いくくりで言うたら、カブトムシの仲間ですよ。
それをね、ゴキブリの仲間、って。
ひどすぎる扱いですよね。

「ゴミムシ(甲虫)」みても「ゴキブリの仲間」「キマワリ(甲虫)」みても「ゴキブリの仲間」、って。
ゴキブリの仲間多すぎやろ。

で、あとは全部「蛾」ですよ、「蛾」。
大きい蛾、小さい蛾、茶色い蛾。
蛾を見て「ふーちゃん、毒ある?」「刺さへん?」って。

毒ないし!
刺さへんし!
咬まへんし!

しまいには「なあなあ、どの蛾が人懐っこい?」

そんなん、イルカぐらいやろ!


で、私が教えるんです。
「あれはウスバカミキリ」「これはオオミズアオ」って。
すると、それからはあまり虫を怖がらなくなって、見つけた虫を触ろうとする子どもも出てくるんですね。
一人触ると別の子どもも触りに来る。

こういうこと、もっと小さいときに経験しておかないと、せっかくの機会や体験をどんどん失う。

私が小さいときには何冊もの昆虫図鑑を読みまくって名前を覚えまくったもんですけど、今や図鑑と言えば、何なんでしょうかねえ。

そんなものいくら読んで覚えても、絶対、ゲットできないのになあ。

2014年8月17日(日) キャンプ最終日

キャンプっていうたらなんですか、一つの楽しみとして、食事の準備がありますよね。

もう、今から30年近く前ですかねー、就職してすぐの時に友達10人ぐらいでキャンプに行きまして。
その時は、昼過ぎに現地に到着したんですけど、到着してすぐに、夕食の準備を始めましたね。
日が暮れてしまうと、暗くて作業できないし、そこは周囲を山に囲まれているからいつもより早く暗くなるんですよね。
で、日が暮れたころに夕食して後片付け。
翌日は、朝起きたらすぐに朝食作り、そして朝食を食べ終わったらすぐに昼食作り。
昼食が終わったら息つく間もなく夕食作り、って、なんや一日中、飯の用意してた記憶があります。

おれら、みんなで飯を作りに来たんか、と。
まあ、わいわい言いながら楽しくやってましたねえ。


で、キャンプって言うたら、定番の料理はなんですか。

そんなもん決まってるじゃないですか。
子どもが大好きで、しかも簡単にでき、だれが作っても失敗しない。

そう。

「まぜごはん」と「肉じゃが」ですよね。


うん。
子どもたちを班分けして、それぞれの班で別メニューを作るという試みだったんですけど、カレーはなかったんです。
まあ、予想通りの出来栄えで、予想通りの味で、何一つ意外性はなかったんですけど。
しいて言えば、私のグループが担当したまぜごはんが「味が薄い!」って、総攻撃くらったぐらいですか。
でも、キミらは多少の塩分でもええやろうけど、おっさんはそうはいかんねん、と言いたいですね。

それにしても、あれですね、最近の子どもは、男の子でも結構、料理をしているようで。
包丁とかね、明らかに私の子ども時代より、使い方がうまかったですからね。
それにピーラーってあるでしょ、あの、T字型の髭剃りみたいな形をした皮むくやつ。
ああいうの、私らが子どもの頃なかったですけど、今はみんなスイスイ使いますね。

こっちとしては、大人のアドバンテージというんですか、「あかんあかあん。ここはこうやってやるんやで」ってかっこよく指導したいじゃないですか。
でも、ことピーラーに関しては逆ですからね。
「下においてやらんと怪我するで」とか言われたりしてね。
もう、ピーラー禁止にしてほしい、って思いましたよ。

日曜日の昼間は、各班でカレー作って、どこが一番おいしいか、みたいなことやったんですけど、全部バーモントカレーの甘口ですから。
どこをどう食っても甘口ですから。

せめてフライパンの使用が許されるなら、玉ねぎを炒めるとかなんかできますけど、それでも「甘口」ってくくりの中で自己主張できるほど劇的な味の変化は期待できませんよ。
結局、カレーの味に差がつくはずもなく。
しいて言えば、私のグループが炊いたご飯が「パッサパサ!」って、総攻撃くらったぐらいですか。


雨が強くて、テントに水がしみこみ、結局集会室で寝ることになる、アクシデントにも会いましたが、そういう予想外の展開もまた良い経験になって。
二日間、事故もなく、みんな元気で帰って来られて何よりでした。

2014年8月18日(月) 夜中の電話

夜の8時過ぎに市役所から電話がかかってきて。

市役所って、5時までなんでしょ、業務は。
だからそれ以後の時間は、通常、翌日に連絡があるんですよね。
業務時間外はこっちから電話しても出ないし。

なのに、この時間にわざわざ電話って。
これはどう考えても急ぎの用事だな、と。
この私の名前を借りて、早急に対応しなければならないこともでも起きたのか、と。

---

「○○(私)夜分に恐れ入ります」
「はいはい。なんでしょうか」

「実は、今度開催される市のイベントにおいて××(某有名女性アイドル)さんをお呼びしておりまして」
「ほうほう」

「それで××(某有名女性アイドル)さんの事務所から連絡があり、ぜひ子ども向けのイベントにしたい、と」
「はあはあ」

「子ども向けのイベントに関する相談ということであれば、この市内に○○会長を置いて他にいないということになりまして」
「なるほど」

「それでまあ、○○会長の人となりを先方に伝えましたところ、事務所のかたも、××(某有名女性アイドル)さんも是非、会長にお会いしたいと」
「ほー。××(某有名女性アイドル)も、私に会いたいと?」

「ええ、それはもう。ぜひ、会長に直接お会いしてお話が聞きたい、と。会長の電話番号もメールアドレスも教えてほしい、と。写メを送ってくれ、と」
「はははは。構いませんよ。私でお力になれるのであれば」

---

みたいな電話かなと思ったんですよ。

でも実際は「明日の美化運動会議、出席していただけますか?」って。

そんな会議のことはすっかり忘れてました。

「ああ。はいはい。出席しますよ」って答えたんですが、出席者全員、私より年配なんですよねー。

アイドルの「ア」の字も、そんな気配すらも感じませんよ。

2014年8月19日(火) 見られて困るのは

毎年、夏休みが終わる前の週になると、子ども会の行事としてラジオ体操をやってまして。
私、普段はあまりラジオ体操に参加しないんです。
なぜなのか。
それは朝起きるのがしんどいからという理由以外に、「お母さんが困るときがあるから」という理由があるんですね、これが。

そら会長になりたての頃は張り切ってますよね。
張り切ってラジオ体操に行くわけですよ。
あーたーらしい朝が来た、希望のあさーだ。
って歌いながら近所の公園を目指すわけですよ。

で、公園に自転車止めて、ベンチでみんなが来るのを待ってますよね。

やがて子どもが歩いてきますね。
一人とか二人とか、なんやったら5人ぐらいまとまって。
手にはみんな、ラジオ体操のカードを持っているわけです。
スタンプ押してもらうためにね。

んで、班長さんと呼ばれる世話役のお母さんも来ますね。
自転車乗ってきたり、子どもと一緒に歩いて来たり。
おはようございまーす。
って朝の気持ちいい挨拶ですよ。

でも、あるとき、そんなお母さんの一人が、私の顔を見て「ハッ」ってしましたからね。
「ハッ」ってなって自分の顔を隠したんですね。
もう、音が聞こえる感じの「ハッ」でした。
頭の上に黄色のびっくりマークが出てましたから。
それで、そのまま回れ右して帰ったんですよ。

あれ?
なに?
どして?

ってなったんですけど、しばらくしてわかりました。
同じようなことが前にもあったんです。

PTA会長の時に地区の代表さんに渡すものがあって、休日に一軒ずつ回って手渡ししていたんです。
ただものを渡すだけなので、大した時間もかからないし、玄関まで取りに来てもらったらそれだけでいいことなんですけどね。
それなのに、電話で今から行きます、っていうと「今日は駄目です」って断る人がいて。
いや、もう、近所まで来てて、30秒で終わりますから、って言ってるんですけど、だめです、っていうんですよ。
外出しているわけでもないんですよ。
自宅に電話してますからね。

その話を他の役員にしたらすぐに謎は解けました。

その人はお化粧をしてなかったんじゃないか、と。

休日で外出する予定もなければお化粧もしていない。
普段、バッチリメイクの人はすっぴんを見られたくない。

同じように、朝の早い時間ならお化粧もできない。
すっぴんを男である私に見られるのが嫌だったんでしょうね。

別にどうってことないんですけどね。
まあ、ある種の女らしさ、なんかもしれないんですけど。

それよりもっと見られて困るようなことは、案外平気でするんですけどねえ。

親らしくもなく、社会人らしくもないっていうところを。

恥ずかしいの基準、完全に間違えてますから。

2014年8月20日(水) 四十肩がやってきた

これ、完全にやってしまいましたね。
もう、どうやっても無理。
どんな方法も効果ないです。

例えるなら、かしわもちの葉っぱ一枚で局部を隠す、って感じでしょうか。

「ダメ、絶対」ですからね。

えーとね。
連日のラジオ体操のせいだと思うんですけどね、私の左の肩甲骨に激痛が走るんです。

寝転んでいても「あいたたたたた!」。
座ってご飯を食べていても「あいたたたたた!」。
左をかばって右腕を使っても「あいたたたたた!」。

それも筋肉痛とかの比じゃない。
ひーってなる痛みです。
それも、こうしたら痛い、っていうのが全然わからんです。

さっき、そのポーズは大丈夫やったやん!っていうポーズが今度は痛い。
まさかの裏切りですから。
後ろから切られた感じですよ。
ほんま、誰か肩甲骨、切ってんちゃうん?って百ほど思いましたから。

いきなり激痛が来るとね、吐きそうになります。
今日発見しました。
オエってなる。

けれど、肩甲骨だけなんですよ。
痛いのは。

他はちっとも痛くなくて。
仕事も休めないし。

そろそろいかないと、って身支度はじめるんです。
ワイシャツ切るのがこれまた怖いんですけど。

あれ?今度はいたくないやん。
なーんや大丈夫やん。

からの「あいたたたたた!」ですから。

仕事はマウスとキーボードでしょ。
左手は手首の部分だけ動かすので、肩甲骨は大丈夫なんですよね。
結局、仕事ができちゃう。

そんな痛みも、夜には多少ましになって、シャワーのお湯をかけると結構痛みが引きました。

今まで四十肩と思っていたのはただ入り口で、これが本体のようです。

2014年8月21日(木) アドレス変更なし

ながーいこと連絡を取っていない人のアドレスは整理したいんですけど、なんかまた連絡することあるんちゃうか、って思うとなかなか消せないです。
んで、今日は数年間あっていない女友達の誕生日でした。

いや、友達、いうても仕事の帰りに飲みに行くぐらいで、休日にどっか遊びに行く、とか、お互いの趣味を知ってる、とか、そういうわけではないんですよ。
ほんま仕事でのお付き合いで、まあ、仲良くなったみたいな感じですよ。

ということはね、これ、アドレスが変更になっていても、連絡しない可能性が高いじゃないですか。
仕事でのお付き合いがあって、酒も飲みに行くけど、相手の趣味も知らん程度の友達ですよ。
しかも、その女性は結婚して退職したんですから、よう考えたらそれ以来会ってもいないんですよ。
そんな相手に「アドレス変わりました」って連絡しなくても、ちっとも不思議じゃない。


けれど、そういう状況で「アドレス変わりました」ってメールが来ると、なんや、普段は連絡もせーへんのに、それでも、あ、オレのことちゃんと覚えてくれてる、ってなんか安心するでしょ。

で、アドレスも電話番号もすっかり変わっているなら、これはもう、ただのゴミデータですから、いくら頑張ってももう、連絡することはないんですよ。

そこで、誕生日なわけですから、それを口実に電話しました。

結婚してるからそれを機会にケータイを代えたことも考えられるし、ご主人がうるさいので男の人のアドレスは全部消してるとかも考えられる。
そうなると、この電話はすでに他人の手にわたってて、電話に出るのは全然知らん、おっさんかもしれん。
お年寄りやったら話が通じるかなあ。振り込み詐欺やと思われへんやろか。

まあ、そんなことを考えながら電話したんですよ。

「ぷるるるる。ぷるるるる」ってなってた呼び出し音が「カチャッ」って切れ、電話の向こうから声が聞こえてきました。

「うわー。びっくりしたー。久しぶりー」って。

私のアドレスもちゃんと登録していてくれたわけで、だからこそ、久しぶり、って言ったわけで。

「アドレス変えてないよー。まだ残しておいてねー」って言ってたので、変更したら教えてくれるかも。
まあ、結局またしばらく連絡取らないんでしょうけど。
でも、元気そうで何よりでした。

ただねー。
ただちょっと残念なことが。

彼女、ふわふわしたつかみどころのない、かわいらしい声だったんですよね、以前は。
それが魅力的というか、それがきっかけで話をするようになったわけで。

今日の声は芯が一本通って、すっかり…。

2014年8月22日(金) グルグルポン

アイスブレイクっていうのがあります。
初対面の人同士が出会った時に、その緊張をほぐす手法のことなんですけどね。

まあ、具体的な例でいうと、なんかの集会に友達誘って参加したとしますよね。
で、その集会に来ているメンバーは、友達以外、お互い知らない人同士だとしますね。
で、これから何か始めましょう、って時にはとりあえずいくつかのグループに分かれたりします。
大概こういう時、主催者側の作戦で、わざと友達とは違うグループに分けられるように仕組まれているんですけどね。

で、グループのメンバーは、みんなお互いに初対面です。
これ、つらい人にはとってもつらいらしいですけど。
最初から一人だったら、それなりに覚悟できるでしょうけど、せっかく友達と来たのに、っていう思いがあるからなおさらです。

つらいのは初対面で緊張しているからで、そこで登場するのがアイスブレイク、って言う手法なんですけど。
別にむずかしいことはなく、簡単なゲームをするんです。

んで、ゲームは主に主催者側のスタッフが担当するんですけど、最初は、例えば、スタッフと一緒にじゃんけんする、っていうようなめっちゃハードルの低いゲームから始めるんです。
「はーい。じゃんけんぽーん」てな感じですよ。
で、じゃんけんでもね、最初はスタッフと同じのを出す、次はスタッフに勝つ、次は負ける、っていう風に徐々に難しくしていくんです。

実はここがミソだと思うんです。

難しくなると、失敗するんですよ。
失敗すると、なぜか、みんな笑うんですよね。
これ、万国共通だと思う。

で、この笑いが、緊張をほぐすんです。
いわゆる「なごむ」ってやつです。

徐々にゲームを難しく、かつ、グループ内でのコミュニケーションが円滑になるようにするとより効果的で。

で、今日、体験したのが、グループのメンバーが輪になって、右手は人差し指一本をだし、左手はグーをゆるめて輪を作る。
隣の人のその輪の中に自分の人差し指を上から差し込む。
そうするとみんながつながった感じになるんですけどね。

次に、グルグルという声に合わせて人差し指で輪をかき回すんですよ。
んで、スタッフが「グルグルグル」と言っている間は指を回し続け、「ポン」と言ったら右手の人差し指を抜く。
左手の輪っかは、逃がすまいとして、指をつかむ。

成功しても失敗しても笑うんですけどね、これ、隣が女性とか、おっさんとかそんなん関係なしに、指突っ込んでグルグルはね、なんだろうか、ちょっと抵抗がある。
おっさんに指をぎゅーって掴まれるの絶対いややし。

でも、これまた、ミソですね。
あえてちょっと恥ずかしい感じのことをさせてみる。

で、失敗だ、成功だ、と笑う。

これがアイスブレイクなんですけどね。


まあ、そんな集会を終えまして。

夜、その集会に参加したみんなで飲んでいると、参加した一人の女性が「恥ずかしかった。めっちゃ恥ずかしかった」っていうんですよ。
隣の男の人にグルグルと指を回されるのがめっちゃ恥ずかしかったと。

それ聞くとね、今までなんとも思っていなかった女性までもが「なんかめっちゃ恥ずかしくなってきた」っていうんですよ。
思い出したら、めっちゃ恥ずかしいと。

いや、もう、遅いし。
さんざんグルグルやったやん。

でも、このゲームはなかなかのアイスブレイクぶり。
なんたってその話題で飲み会もめっちゃ盛り上がりましたからね。

2014年8月23日(土) 全国大会で学ぶこと

毎年、この季節になると、PTAの全国大会っていうのがあって、私も毎年参加させてもらってるんですが、これね、費用が結構、掛かるんですよねー。
往復の交通費に宿泊代、そして参加費。
参加人数が多いから個人で予約云々が難しく、旅行社に頼むんだけど、そうするとさらに費用がかさむ。
で、その費用は、PTA会員から集めた会費で賄ってもらうんだけどね。

全国大会で何をするか、っていうと基本的に、著名人の講演を聞く、なんですけど、みんなから集めたお金で、わざわざ遠方まで一泊二日で出かけて、聞くんですよね。
そらね、それなりの成果を得ないとね、これちょっと格好つかんわけですよ。
でまあ、なんていうんですか、私は、自慢じゃないですけど、いろんな立場でそれなりにやってきた自負はあるわけで、十分、成果を得てみんなにお返しもできてると。
聞いてきた話を参考にしていろいろ取り組みましたから。

でもねぇ、これ、普通のPTA会長さんや役員さんが一回ぐらい講演を聞いただけで、何ができるのか、っていうと、正直、疑問なんですよねー。

いや、講演の内容がダメ、とかって話じゃないんですよ。
さすがに講演に手馴れている人が来るだけあって、いつもいい話を聞かせてもらえるんですけどね。

ただね、ぶっちゃけていうと、いい話、ってだけなんですよ。
それも当たり前の。
目からうろこ、なんて話はそうそうないです。

例えばね。
子育てに苦労している時期があった、でも子どもを信じて頑張った、ある日子どもがありがとうと言ってくれた、やっぱり信じることが大切、みたいなね。
そりゃみんな共感するわけですよ。
「やっぱ子どもを信じないと」って。

でもね。
そんなこと言われなくたって信じてるじゃないですか。

他にもね。
子どもの周りには危険が多い、いろんなことを学校で取り組んでいる、家庭でも防犯に関するしつけが大事、でも結局は地域の協力が必要、って。
これもまたみんな共感しますよね。
「地域の協力は大切だ」って。

でもね。
これまた言われなくてもわかってますよね。

知りたいのは「じゃあ、そうするためには具体的になにをどうすればいいのか」ってことなんですよ。
それを知らない段階で、じゃあ、PTA会員にお返しするって言っても、ただ「いい話」、わかりきった話を伝えるだけで、何にも変わらないでしょ。

だから、自分なりの答えを見つけられるまで、何度もこういう講演を聞くとか、いろんな体験をするとか、自分で問題解決に奔走するとか、そういうことをしないと、人に伝えられる段階には、ならないんと思うんですよね。
けれど、それを知らない人は、すぐに答えが見つかると安易に期待していたり、「なんだ。こんなことしかしないのに、あんなに高いお金を払っているのか」って批判したりするんですよね。

結局は子育てでしょ。
これは間違いない、っていう正解はないんですよ。

大事なのは、「考えること」だと思うんです。
これでいいのか、どうすればいいのか、問題にどう対応すればいいのか、そういうことを考えること。

そういう考えるきっかけが、この大会だと思うんです。
費用が高いという批判もあるともいますけど、じゃあ、参加しなかったら、あなたにはいつそのきっかけがやってくるのか、って聞きたいですね。

少なくとも、参加した人は皆、いい経験だったと言ってますから。

2014年8月25日(月) 煮魚の目

まあ、こんなこと自分からお願いするのもなんなんですけどね。
そのー、私の話を聞くときに、いわゆる「お亡くなりになった魚の目」になるのは控えてほしいなあ、と思うんですよねえ。

話のうまい私と言えども、そりゃ、毎度毎度、爆笑を取ることはできませんからね。
自分のモチベーションとか、気分とか、そういうものがあるわけですよ。
それでもね。
一応は、少なくとも数人が声を出して笑ってしまうぐらいの話をしているわけですよ。

そんな中にあってね、その、ものすごーく陰気な、負のオーラを出している人がたまにいるんですよね。
目がね、もう、目に精力がないんですよ。

でも、うつろじゃないんですよね。
しっかりこっちを見ているんですけど。

え?今の話、そんな目になってしまうような話やったっけ?
って思ってしまいます。

なんだろうか、この敗北感。
笑ってほしいというわけではないけれど、もう少し、人の話を聞いているときの表情、ってあるだろう、と。

それにしてもなあ。

その人は、今日の晩御飯は何にしようかなあ、って、それで頭がいっぱいだったんでしょうね。
あ。たぶん、魚の煮つけでも想像して、それが表情に出ていたんでしょう。

私も、人の話を聞いているときは、魚の煮つけを顔に出さないようにしたいと思います。

2014年8月26日(火) 夏の終わり

テレビでは「宿題代行」なんかのニュースもやっていて、夏休みもいよいよ終わり、って感じになってますが、うちは今日から学校です。
最近は、多いみたいですね。
9月1日より前に二学期始まるところが。

まあ、今はほとんどの公立学校が、週二日休みですから、以前よりトータルの休日数は多くなっているんですけどね。
それでもやっぱり夏休みは8月31日までがいいと思うんですよ。
キリいいでしょ、そのほうが。

このなんていうのかなあ、「あ!そろそろ終わりが近づいてきた!」って感じ。
いや、もちろん、終わりがなくてずっと休みのほうがいいんですけど。
それでも毎年、8月31日っていうのは、子どもの自分にとって「夏の終わり」であって、それはもう、一年の中では、正月なんかよりも、節目を感じる日、なんですよねえ。

テンションも下がるんですよ。
あー明日から学校やー、って思うと。
特に私、学校嫌いでしたからね。
それでも、なんか節目を感じるっていうか、ちょっとこう、キリッとした気分になる日でしたね。

で、カレンダー見てもね、9月1日は8月のカレンダーをめくったら出てくるわけで、8月中はずっと夏休みのカレンダーなんですよ。
で、めくると、一気に9月になるんですね。
もう、8月の楽しい思い出のカレンダーは破られて捨てられるんですよ。

そういうのをね、この最後の週に感じながら過ごすんですよ。
あ。また一日、終わりに近づいた、みたいなね。

こう、8月31日までのマス目が一つ一つ消えていくのって、いわば、アナログ時計の長針が徐々に、12時に近づいていって、12時と長針が形作る、三角形の面積が徐々に小さくなるのに似てて。

時間の経過っていうのを、目で見て感じられるんですよね。

そうすると余計に、ああ、楽しかった夏休みも、終わりだなって。
来年はもっとこんなことや、あんなことをしようって。

今の子どもは、8月26日で、私と同じような気持ちになっているのかなあ。

2014年8月27日(水) 現実はおばさん

久しぶりに元職場の後輩と飲みまして。
女性なんですけどね。

出会ったころは、新人さんでしたから、そらもう、フレッシュだったわけですよ。
で、なんですか、仕事のつながりのつながり、みたいな感じで、一緒に仕事したことはないくせに、妙に一緒に酒を飲みに行く機会だけはあって。
それでまあ、その時の癖が抜けてない、っていうか、まあ、年に一回ぐらいは飲みますか、と。

いやー、考えたらね、彼女、もう、仕事辞めてから10年以上ですよ。
もうねえ、彼女が仕事辞めた時の私の年齢と、今の彼女の年齢が同じわけですよ。
そらお互い歳とりますわ。

私の印象ではね、彼女はやっぱりフレッシュな新人なんですよね。
そら、結婚もして、子どもも生まれて、普通にお母さんなんですけど、イメージとしてはほら、後輩ですからね。生意気な。

でも、現実は、おばさんなんですよね。
彼女も立派なおばさんなんですけどね。

これが、なんていうんですか、受け入れがたい、っていうんですかね。
にわかに信じられないんですよ。

まあ、昔からの友達と久しぶりに再会すると、その時代に戻る、って言いますけど、まさにそれですね。

女性は若く見られるのが得だというのなら、彼女は私の頭の中では確実に得してますね。

うーん。
なんか、だまされてる感じがして、ちょっと悔しい。
現実的におばさんとして受け入れたい。
立派なおばさんになっている彼女のおばさんぶりを実感したい。

そう思うわけです。

2014年8月30日(土) 愚痴から進歩

自治会長から電話がかかってきて、嫁さんが対応してくれたんですけどね。
横から聞いていると、あんまりうれしくない話みたいでした。

いや、自治会長は悪い人ではないんですよ。
でもやっぱり、愚痴が多いんですよね。
年齢のせいかもしれないけれど。
どうしても、生産的なこれからの話ではなく、もう過ぎた話を何度も繰り返すんですよ。

今、それ言うてもしゃーないやん、って思うので、「これからの話しましょ」って言うんですけど、たまには聞いてあげるわけですよ。愚痴を。

で、今回は、校区体育祭の担当者が会議に行かなかった話みたいです。

年に一回開催される校区体育祭にはいろんな役目のスタッフが必要になってて、各地区から何名か選出するんですよね。
で、まあ、その人たちが集まってそれぞれに会議をするんですけど、毎年毎年決まった人を選ぶわけではなく、その年の動けそうな人を何とか見つけてお願いするんですよ。
もちろん初めての人もいますから、何をするのかよくわかっていないんですよね。
で、よくわかっていないその人たちに説明するための会議も開催されたりするんですが、よくわかっていないものだから、会議があることすらもわかってなかったりして。
いや、もちろん、最初に話はしているんですよ。

「校区体育祭の○○担当の方々はいついつ会議がありますから出席お願いします」って。
そしたら「はい。わかりました」って。

わかってへんやん。

他にも「じゃあ、この担当は婦人部さんで見つけていただけますか」ってお願いするんですよ。
そしたら、婦人部の代表さんは「はい。わかりました」っていうんですよね。
でも、担当を見つけるだけで、会議のことは伝わっていなくて、結局会議を欠席。

回りまわって自治会長のところに「あんたの地区の担当が欠席してた」って連絡が入るんですよね。

で、私のところに電話がかかってきて「あの人が来てなかった」って。


まあ、でも、最近、自治会長も変わってきまして。
以前やったら、「あの人が来てなかった」って愚痴を言って終わりなんですけど、最近はちょっと違う。

「だから、事前に連絡しようと思うので、連絡できてないかもしれない人の名前を教えてくれ」って。

うん。
事前に対策するのは正しい。
でも、会長自らすることじゃなくて、例えば婦人部の代表に話をするとか、そういうことできるようになると、会長はもう少し楽にできるのになあ、と思うんです。

そういう私も、きっちり周りに仕事を振り分けられているかというと、ちょっと疑問ではあるんですけど。

2014年8月31日(日) 甘い豆の意味

私ね、基本的に食べ物の好き嫌いはないんですよ。

あ、実際には「嫌いなもの」はあるんですけど、一応、食べはするんですよ。

ほら、あの、うどん注文するときに、ええ年こいたおっさんが「ネギ抜いて」なんて言うことあるじゃないですか。
あれ聞くと、こっちまで恥ずかしいですね。
ほんま、うどんのネギぐらい食えよ、と。
鍋に、ごっそーって入れるぶっといネギやないねんから、と。

ま、私はネギ好きですけど。

で、私は嫌いっていうても出されたらいただくし、お弁当に入ってても食べるんですけど、好き好んでは食べないのが、豆。
しかも、甘いやつ。

わからん。
全然、理解できひん。

ご飯のおかずで「甘い」ってなに?

ご飯のおかずは基本、「しょっぱい」もしくは「からい」、ちょっと譲って「すっぱい」でしょ。

おにぎりには塩をかけますよね。
あれ、うまい。
めっさうまいね。
塩やから。

砂糖で握ってみる?
食える?

煮物には砂糖やみりんも使いますけど、じゃあ、塩分なしで作る?
んで、食える?

なんで、甘い豆がおかずとして成り立つのか、と、私は声を大にして言いたいですよ。
もう、世間に訴えたい。

今日の弁当にも入ってたけど!
弁当に甘い豆はいらんから!

で、味が混ざらんようにか知らんけど、豆の下に敷いている、アルミ容器。
あれ、絶対、ベタベタしてるから!
手についたら、泣きそうになるから!
あああああってなるから!!!

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