カリント日記
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2009年5月24日(日) 高校生差別
日曜日、小学校4年生の次女が「みんなでカラオケに行きたい」と言った。
特に高校生の長女と一緒に歌いたいのだそうだ。
この一週間、新型インフルエンザ騒動のせいで「自宅軟禁」状態にあった長女にとってもよい気分転換になると思い、アルバイトで不在の長男以外、四人で近所のカラオケ店に出かけた。
受付で人数を告げ、待ち時間を聞く。
およそ10分程度で案内できると言う。
そして店員が言う。
「学生の方はいますか?」
「あ、小学生が」
「小学生の方だけですか?」
一瞬、ためらった。
この店員の言い方に引っかかりを感じたのと、表の貼り紙が気になったからだ。
「あ、高校生も」
「ああ、すみません・・あのー、今、高校生の方はインフルエンザ感染の恐れがありますので、入店をお断りしていまして」
またバカと話をしないといけない。
「はあ?もう、休校指定解除になったやん」
「それが、来週以後でないとダメなんです」
「・・たく。ほんなら大学生はいいの?」
「ええ。大学生なら」
「大学生を証明する、学生証の提示がいるの?」
「いいえ」
「はぁ?なんじゃそら。ほんなら、大学生や」
「へ?」
「こいつ、大学生やねん」
「いや、そ、それはちょっと・・・」
大人気ないとは思ったが、どこへも遊びに行かず、まじめに自宅で勉強していた長女が入店を断られ、ふらふら遊び歩いて年齢を偽って夜遅くに入店する未成年には酒まで提供しているくせに、と思うと腹立たしくて仕方がなかった。
しかし、争いごとの嫌いな長女の見ている前で、それ以上のことは出来なかった。
それは嫁さんも同じで、しばらくは店員と話をしていたが、諦めて自宅に戻ることにした。
長女は何事もなかったかのように部屋に戻り、次女はふてくされながらもゲームを始めた。
私と嫁さんの怒りは収まらない。
いつか、未成年者に酒を提供している事実を突き止めて、公表してやる。