カリント日記
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2009年7月7日(火) 商店会と会議
20時に仕事先での会議を終えてバスに乗る。
今日は商店会の人たちと初めての会議だ。
バスに乗りながらあれこれ考える。
どんな人たちが集まっているのか、どんな内容の会議なのか。
気が合わなかったらどうしようか、自分の意見を受け入れてもらえるだろうか。
定刻より少し遅れて到着する。
会議開始時刻は21時、場所は自治会館ではなく、整骨院。
商店会の会長が整骨院の先生だからだ。
どんな風に会議をしているのかと思い、恐る恐る入り口のドアを開けて中に入る。
「こんばんはー。子ども会会長の・・・」
といいながら、中に入ると、嫁さんも子ども会の役員を引き連れて参加していた。
もともと今回の会議の話は、整骨院の会長さんが、
うちの嫁さんに話をして「子ども会の人も参加してほしい」と依頼してきたものだ。
だから嫁さんがいても不思議ではないのだが、てっきり私だけが参加すると思っていたのでなんだか少し拍子抜けした感じだ。
今回の議題は「夏祭り」だ。
商店会のメンバーが中心となって子ども向けのお祭りを開催してくださることになり、それの段取りを決めるのが今日の会議の主旨だ。
会議が進むにつれ、商店会メンバーの意気込みがドンドン伝わってきた。
誰かが「カブトムシとか、子どもも喜ぶな」というと、数秒後には別の誰かが携帯電話で話をしている。
「急なんやけど、20日までにカブトムシ、100匹用意できる? うん。お願い。はい、じゃあ、また連絡する」
即断即決即行動の子ども会でもここまでのスピードで物事を決めるのは難しい。
結局、会議の中で「手作りお面」「金魚すくい」「射的」などなど、6つのブースを作成することが決まった。
会議の中で子ども会に依頼されたのは二つ。
一つは当日のお手伝い。
もう一つは、周辺地域の子ども会への呼びかけと引換券の配布。
前述のすべての遊びはすべて、商店会の費用でまかなわれるため、無料で参加できる。
そのための引換券を配布してほしいという。
ただし条件がある。
「町の清掃」や「交通安全講習への参加」など何かの活動に参加した子どもたちに限るというのだ。
私の子ども会はすぐにその場で「18日に公園大掃除」と決まったが、他の地域はどうだろうか。
明日から各子ども会の会長へ連絡し、趣旨を理解してもらって、子どもたちの参加を呼びかけるが、「子どもたちにいい暇つぶしができた」とばかりに、何もせず、引き換え券を配って私の町内に、子どもの面倒を任せるようなことだけはしてほしくないものだ。