カリント日記
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2013年2月5日(火) 整骨院が似合う
仕事帰りにコンビニによっていつものようにビールをかごに入れる。
そんな何気ない動作だったのに、何をどうしたらそうなるのか、左の背筋から肩にかけて痛みが走り、何とか自宅に帰りついたものの、服を脱いだらそのままテレビの前から動けなくなってしまった。
体を右に傾け、背筋を伸ばすようにすると楽なのだが、今度はその姿勢から元に戻ることができなくなってしまった。
テレビの前だからよかったものの、これが電車の中だったりしたら、終点まで乗っていかなければならないだろうと思うような痛みに耐えていると、外出していた嫁さんが帰ってきたので、背中をさすってもらった。
かなり楽になり、何とかもとの姿勢に戻ることができたが、その日は一日中、何をしても「痛たたた」「痛たたた」と声を出すことになった。
先日の左手に引き続き左の背筋。
整骨院が似合う年齢になってきたのか。
2013年2月13日(水) 会議の中の無駄な時間
先月は体調不良で欠席をした自治会の定例会。
冷たい雨の中、左手の痛みを我慢しながら自転車で自治会館へ向かう。
次年度役員の話、決算の準備の話、近隣の工事の話、不審者情報などなど、どこにでもあるような話をときおり脱線しながら、自治会長が進めていく。
正直、退屈な内容で若いお母さん方は「早く帰りたい」と思っていたに違いない。
私なら半分の時間で会議も終了するだろう。
でも、もし、この自治会の会議が淡々と進んでいたとしたらどうだろうか。
抽選や順番で決まった高々任期一年程度のお母さんたちは常に受身であって、何か改善すべき案を提示するわけではなく、言われたことはやるけれど言われていないことはやらない。
一方、いつまで続くのかわからない再任続きの自治会役員は、常に変動を続ける地域の中で、円滑に活動ができるように改善を図ることが求められている。
そんな自治会の役員が、会議の中でより多くの情報を提供し、人々の意見を聞き、自分の考えを提示することを求めるのは当然である一方、お母さんたちにとっては自分に影響のない限り、さほど興味のないことなのである。
淡々と進む会議はお母さんたちにとってはありがたいかもしれないが、そこから新たなものが生み出されることはなく、まさしく形骸化した会議となるだろう。
この会議の中の無駄な時間こそが、自治会の会議において必要なことなのかもしれない。
2013年2月19日(火) 代車
車検を受けるために愛車をディーラーに持っていった。
ユーザ車検の経験もあるが、それをやるほどの時間も気力もなく、高くはつくが車を綺麗にしてもらえるし、部品の交換もしてくれるので、ディーラーで受けることにした。
愛車にお金をかけるのはこのときぐらいなので、嫁さんには悪いと思ったが、目を瞑ってもらうことにした。
ディーラーでいつものようにコーヒーを飲みながら見積もりを待ち、やがて持ってきた見積もりに目を通し、その内容について説明を受けた。
不要な処理については省いてもらい、安全面を中心に必要な交換作業を依頼することにした。
それでもやはり高くつき、「ああ。思ったより高くついた」と少し反省しながらサインをした。
「じゃあ、代車をご用意していますので」といわれて外へ出た。
日が傾いたせいなのか、出費のせいなのか、外はきたときよりもいっそう寒く感じた。
「あの車をお使いください」と担当者が指差す方向を見て驚いた。
そこにあったのは鮮やかな色の小型車。
見た目はまるっきり新車だ。
乗り込んで再び驚いた。
鮮やかな車体と同色デザインの状態がよいシートと、最新のカーナビ、そしてスポーティーなインパネ、そして何よりハイブリッド車。
後で知ったことだが、このモデルは半年前にマイナーチェンジしたばかりの最新型であった。
どんよりと雲が立ち込める寒い冬空の下、その鮮やかなオレンジ色の車に乗り、少しあたたかい気持ちになってアクセルを踏んだ。
2013年2月27日(水) ビールテイスト
毎週のように休肝日を設けることはなかなか難しく、なんだかんだと理由をつけて飲んでしまう。
一番の理由は「長くてしんどい会議を終えたからそれのご褒美」というものだ。
でも、ほとんど毎日のように「長くてしんどい会議」が開催されているから、結局毎日飲んでしまうことになる。
今日は一日学校関係の行事に参加し、すべてを終えたのは21時過ぎのこと。
いつもならビールを買いに行くのだが、今夜は新しい銘柄のノンアルコールのビールテイスト飲料を買った。
自宅に帰って早速飲む。
まずい。
どうしてこんな味になるのか。
変なにおいもするし、一向に進まない。
嫁さんは「こういう飲み物だと割り切って飲めば結構飲める」という。
まあ、確かにそうかもしれないが、「ビールの代わり」として購入しているのであって、「こういう飲み物」だったら購入しない。
あれを「ビールテイスト」というには程遠いような気がする。
中学生の次女が言う。
「炭酸水にレモン入れたらチューハイといっしょやん」
確かにビールテイストよりは「それらしい」かもしれない。
次はチューハイテイストを買ってみるか。